ユーカリと言えばオーストラリアやコアラが思い浮かびますが、
オーストラリアにはユーカリが600種類くらいあるそうです。
木の高さはなんと90mにもなるものがあるんだとか!
ユーカリのエッセンシャルオイル(精油)の効果・効能はティートリーとよく似ています。
オーストラリアの原住民のアボリジニは、この木の葉を傷や感染症の治療に使っていました。
そのくらいユーカリには殺菌・消毒・抗ウイルス・消炎・鎮痛作用などが強いということですね。
とくに風邪やインフルエンザ、花粉症には役立ちます。
鼻水、せき、痰、のどの痛みがあるときは、空気清浄に使ったり、マスクに香らせたりしてみてください。
空気清浄にはユーカリ+レモン+ティートリーのルームスプレーがおすすめです。
このスプレーは虫よけにもなるので、一石二鳥!
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また、筋肉痛や関節の痛みにも効果的なので、
ユーカリ+レモン+ジュニパーまたは、ユーカリ+ラベンダーを加えたオイルでマッサージしてみてください。
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~ 番 外 編 ~
ユーカリの葉には青酸という毒があります。(青梅と同じ)
そのためユーカリの葉は食べることはできません。
ではコアラは大丈夫?
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実はコアラには2mもの長さの盲腸があって、そこで毒を分解しているそうです。
オーストラリア原産の木で「オーストラリアンガムトリー」ともいわれ、樹高は高いもので90m以上にまで成長します。オーストラリアの原住民は傷口にユーカリの葉を巻いて治療していました。また、フランスのジャン・バルネ博士は、ユーカリの精油を水で薄めて空気中にスプレーし、ブドウ球菌の殺菌研究をしていました。研究によると空気中のブドウ球菌の70%が殺菌されたと記されています。
精油として用いられるのは数種類で、標記の一般的なグロブルス種の他、呼吸器系の不調に役立つディベス種(E.dives)、カンファー臭が強いが刺激の少ないラジアタ種(E.radiata)、防虫作用が高いシトリオドラ種(E.sitoriodora)があります。いずれも殺菌・消毒・抗ウイルス作用が高く、インフルエンザや風邪の時期に効果的です。また虫よけスプレーやキッチンの清浄にも役立ちます。
【英名】 Eucalyptus
【学名】 Eucalyptus globulus
【科名】 フトモモ科
【種類】 木本
【主な産地】 オーストラリア、スペイン、中国、メキシコなど
【香りの特徴】 シャープでしみとおるようなミント系の鋭い香り
【ノート】 トップ
【香りの強さ】 強
【抽出部位】 葉
【抽出方法】 水蒸気蒸留法
【主な含有成分】
1.8シネオール(オキサイド類)、αピネン(モノテルペン炭化水素類)、γテルピネン(モノテルペン炭化水素類)など
【主な作用】
去痰、抗ウイルス、殺菌、血糖値低下、解熱、殺真菌、消炎、鎮痛、消毒、鼻粘膜排出、消臭、防虫など
【おすすめのブレンド】
ベルガモット、ラベンダー、ジュニパー、ティートリー、メリッサ、レモンなど
【使用方法】芳香浴、アロマバス、マッサージ、虫よけ、掃除、生活用品など
【心への働き】
*気分をリフレッシュし、集中力を高める
*高ぶった気持ちを冷静にしてくれる
【体への働き】
*花粉症や風邪の症状(鼻水・咳・痰など)をやわらげる
*筋肉痛、肩こり、打撲の痛みをやわらげる
【肌への働き】
*やけどや皮膚炎の症状をやわらげる
*乳幼児、子供、高血圧の人は使用しないこと。
*刺激性があるので使用量に注意が必要です。
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