石けんを手にとって、そこからふわっと香るやさしい香り
なんともいえない幸福感に包まれます。
実は、私は普段使いのデイリー石けんには香りはつけません。
キッチン・洗面所・バス・トイレなどのすべての場所で使うので、あえて何も香らない無香料の石けんが好きなのです。
でも、特別な石けんを作るときや、プレゼントにしたいときは、使う人の好みやシチュエーションを考えて香りを選んでつけています。
石けんを作って使う楽しみの中には、石けんから漂ってくるその香りも含まれていると思います。
ぜひみなさんの好きな香りをつけて素敵な石けんを作ってください。
手作り石けんに香りをつけるには、エッセンシャルオイル(精油)をつかいます。
石けんは体に直接使うものなので、必ず天然のエッセンシャルオイル(精油)を使い、使う人が心地よいと思える香りを選んで下さい。
またエッセンシャルオイル(精油)にはそれ自体に効果・効能があります。乾燥肌や脂性肌向け、アンチエイジング、さらに抗菌作用のあるものなど・・・それも考えて選ぶのもよいでしょう。
【 Ⅰ:エッセンシャルオイルを入れるタイミング 】
手作り石けん(コールドプロセス製法)に香りをつけるのはとても簡単です。
石けん生地を作り、型入れのタイミングになったら(生地の表面に泡だて器で線が書けるくらいになったら)、エッセンシャルオイルを加えて泡だて器でよく混ぜます。
エッセンシャルオイルがきれいに混ざったら、型に流し込んでください。
簡単ですよね♪
【 Ⅱ:エッセンシャルオイルの分量 】
加えるエッセンシャルオイルの量は、つや肌流ではできあがり量全体の1%程度としています。
1%というと少なく感じるかもしれませんが、できあがり量が500mlだとすれば、エッセンシャルオイルの量は5mlとなります。
市販されているエッセンシャルオイルの5mlビン1本分なので、かなりの量だと思います。さらに量だけでなく、購入費用も計算に入れなければなりません。
注)できあがりの石けんは水より重く、比重が約1.1となります。つや肌流のレシピでは石けんをgで表しており、これをmlに変えると多少少なくはなりますが、エッセンシャルオイルの量にはあまり影響しないと考えています。
コールドプロセス製法で作る手作り石けんには少なくとも数か月の熟成期間があります。その間にどうしても香りは薄くなっていきます。
特に天然の香りは薄くなっていくのは仕方のないことです。
これが合成香料であれば長時間香りが残りますが、香りの効果効能やその香り自体も天然に勝るものはありません。
エッセンシャルオイルは現在、何種類あると思いますか?
なんと約300種類以上はあるといわれています。すごいでよすね!
今回はこの中から初心者の方でも扱いやすく、手作り石けんにも使いやすいエッセンシャルオイルをご紹介します。
香りの特徴 | エッセンシャルオイル |
フローラル系 | ラベンダー、カモミール、ゼラニウム、ローズ、ジャスミンなど |
柑 橘 系 | ゆず、レモン、スィートオレンジなど |
ハ ー ブ 系 | ローズマリー、ペパーミント、レモングラス、マジョラムなど |
樹 木 系 | ティートリー、サイプレス、ジュニパー、ヒノキなど |
スパイス系 | バニラなど |
樹 脂 系 | フランキンセンス、ベンゾインなど |
オリエンタル系 | パチュリ、ベチバー、サンダルウッド、イランイランなど |
その他、エッセンシャルオイルの効果効能からみた選び方や使い方、ブレンド方法はこちら↓↓↓
➤お悩み別エッセンシャルオイルの選び方&使い方
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