カモミールエキス~トラブル肌の強い味方

 

 
 
 
ハーブティーで有名なカモミール(ジャーマン種)、みなさんよくご存じではないでしょうか。
 
キク科の植物で和名はカミツレといい、たくさんのハーブの中でも薬草として古くから知られています。
 
カモミールから抽出したエキスは商標名(表示名称)として「カモミラET」と呼ばれ、厚生労働省が認可した美白成分で、美白を目的とした医薬部外品の化粧品などによく利用されています。
 
 
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【カモミールエキスってなに?】
【カモミールエキスと美肌】
【カモミールエキスの効果的な使い方】
【カモミールエキスが入っているおすすめ化粧品】
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カモミールエキスってなに?

 
 

 
 
カモミール(カミツレ)はヨーロッパ原産のキク科の一年草で、ヨーロッパでは風邪や皮膚の炎症などの時に利用されてきました。現在も化粧品をはじめとして、入浴剤や洗顔料、歯磨き粉、うがい薬、のど飴など様々なものに加えられています。
 
カモミールエキスの成分としては、タンニン、フラボノイド、アピニゲン、クマリン誘導体(ヘルニアリン、ウンベリフェロン)、カマズレン、アズレン、ビザボロール等を含んでいます。
 
カモミール(ジャーマン種)のエッセンシャルオイル(精油)を見たことがあるでしょうか?とてもきれいな濃い青色をしています。この濃いブルーがカマズレン、アズレンの色で「アズレンブルー」とも呼ばれています。
 
 

 
(カモミールエキスパウダー)
 
 
カモミールエキスは「カミツレエキス」や「カモミラエキス」、さらに医薬部外品として認可を受けた「美白成分」の商標名「カモミラET」とも呼ばれています。
 
その効果としては美白、抗炎症、抗アレルギー、消炎、肌荒れ防止、皮膚再生促進、保湿、血行促進などお肌にうれしい効能がたくさんあります。
 
特に美白成分として厚生労働省に認可されており、美白化粧品などに使用されていたり、抗炎症効果のある成分として美容皮膚科でも使われています。
 
 
【 美白成分として認可されている成分 】
 
カモミラET、ビタミンC、アルブチン、トラネキサム酸、プラセンタエキス、コウジ酸、リノール酸、4MSKなど

 
 
 

カモミールエキスと美肌

 
 

 
 
■ 美白~シミ予防
 
美白作用があるというと肌が真っ白になると思われるかもしれませんが、残念ながらそれは誤りです。美白とはメラニンの生成を抑え、シミを作らないという予防ケアが基本です。
 
では、できてしまったシミはもう消えないの?
 
 
余談ですが、私は以前から頬に1~2cmのシミがたくさんできていて、もう消えないのかと半ば諦めていました。しかしカモミールエキス、紫玄米エキス、ビタミンCの入った手作りのシミ用ピンポイント化粧水を毎日寝る前につけていたのです。現在は・・・なんとあの大きなシミはほとんどわからなくなり、よほど近づいてじっくり見ないと気が付かない程度になっています。実は、美白成分でシミを消すことは理論上不可能ではありません。ただ時間がかかるのです。私も数年かかりました。
 
 
カモミールエキスにはエンドセリン(メラノサイトに「メラニンを作れ」と指令を出す伝達物質)を抑制し、メラニン色素の生成を抑える働きがあります。さらにメラノサイトの増殖を抑えたり活性化を抑制したりする働きもあります。
 
 
■ 抗炎症、抗アレルギー作用
 
カモミールエキスには湿疹や日焼け、肌荒れを改善したり予防する効果があります。さらにアレルギーなどの皮膚のかゆみや炎症を抑えます。さらに口腔内の炎症を抑えて改善する作用があり、口内炎や歯ぐきの腫れなどの医薬品にも使われています。
 
 
■ 血行を促す
 
ヨーロッパでは風邪をひくとカモミールティーを飲む習慣がありますが、カモミールには体の血行を促進し、発汗を促す作用があります。それはお肌にも言えることで、肌の血行を促すことでエイジング効果も期待できます。
 
 
 
他にも消炎、肌荒れ防止、ニキビ肌の改善、皮膚再生促進、保湿、収れんなどの作用があります。化粧水などでお肌に使用すると、ホワイトニング作用や抗炎症はもちろん、肌のきめを細かくしてなめらかでつやのあるお肌にしてくれます。
 

カモミールエキスの働き
1.シミを防ぎ透明感のある肌へ
2.肌荒れを予防、改善する
3.皮膚の炎症を抑え、改善する
4.抗アレルギー
5.肌の血行を促す
6.保湿、収れん作用

 
 
 

カモミールエキスの効果的な使い方

 
 

 
 
1.自分で作るカモミールエキス化粧水
 
カモミールエキスパウダーは一般市場ではなかなか手に入りにくい素材ですが、もし手に入る機会があればぜひ手作り化粧水に加えてみてください。精製水100mlに対し、カモミールエキスパウダーを小さじ1/4程度加えるとカモミールエキス入りの美白化粧水ができあがります。(お手持ちのカモミールエキスパウダーの商品により加える量は異なります。)
 
➤美白のためのホワイトニング化粧水
 
 
2.市販の化粧水に加えてパワーアップ
 
手作りコスメは冷蔵庫に保存しなくてはいけないので面倒・・・でもカモミールエキスは入れたい・・・という方は、市販の一般的な化粧水にカモミールエキスパウダーを加えましょう。お手持ちの化粧水に小さじ1/4程度加えると、濃厚なカモミールエキス入り化粧水ができあがります。(カモミールエキスの商品により加える量は異なります。)しかも市販の商品を利用することで、冷蔵庫で保存する必要もありません。なぜならメーカー商品は腐敗しないよう防腐剤等をきっちりと加えて製造してくれています。折角なので、利用させていただきましょう。
ただし、やはりカモミールエキスパウダーは残念ながら一般市場ではなかなか手に入いにくい素材です。もし見つけたときはぜひ手元に置いておくことをおすすめします。
 
 
3.カモミールの入浴剤で
 

 
カモミールのドライハーブを使って入浴剤を作りましょう。ドライのカモミールをお茶パックに入れて口を縛りバスタブの中へ入れます。軽くもんでエキスを出しながらお風呂に入りましょう。冷え性にも効果的です。さらに顔にペタペタとやさしく押し付けるようにパッティングするとお肌がつるつるに!
 
 
4.手作り石けんに加えて
 

 
カモミールのドライハーブを手作り石けんに加えてカモミール石けんを作りましょう。ハーブを入れると斑入り模様ができ、見た目にもかわいい石けんができ上がります。もちろんカモミールエキスを煮出して加えることにより、美肌効果も期待できます。
 
➤かわいい斑入りの「ハーブ石けん」の作り方

 
 
 

カモミールエキス(カモミラET)が入っているおすすめ化粧品

 
 
 
カモミールエキスはなかなか手に入りにくい商品です。そこでカモミールエキス(カモミラET)を加えている化粧品をご紹介します。
 
 
 
1.ソフィーナ ホワイトプロフェッショナル美白美容液ET
 


 
美白有効成分「カモミラET」を配合している美白美容液。過剰なメラニン生成を未然に抑制し、シミ・ソバカスの原因を作らせない薬用美容液です。さらに独自のモイストブライト成分が角質細胞を潤いで満たし、くすみのないお肌へ導きます。
 
 
 
2.キュレル 美白クリーム
 


 
シミ・ソバカスを防ぎたい乾燥性敏感肌用の美白クリーム(医薬部外品)です。植物由来の美白有効成分(カモミラET)がメラニンの生成を抑えて、シミ・ソバカスを防ぎます。潤い成分(セラミド機能成分、ユーカリエキス)が角層の深部までじっくり浸透し、お肌がしっとり潤います。
 
 
 
3.ソフィーナ ボーテ 高保湿乳液<美白> しっとり

 


 
美白有効成分カモミラET配合の薬用美白乳液。メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぎます。また持続型セラミドケア処方で、乾燥して乱れがちな角層細胞の間のうるおい保持層を密に整えます。
 
 

 
 
注)自然素材や天然素材を使用するといってもすべての方に安全であるとは限りません。ご使用前には必ずパッチテストを行って下さい。
 
➤お肌が変わる!美肌素材の基礎知識

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