お肌に影響を与えるものにまずクレンジングがありますが、次に大切なのが洗顔です。
洗顔料や洗顔方法を間違えるとお肌を痛めることもあります。
「自分にあう洗顔料がみつかりません・・・」とよくご相談を受けることがあります。
お肌の弱い人やトラブルを抱えている人には大変な問題です。
つや肌流ではズバリ『手作り石けん』をおすすめしています。
とくにトラブルを抱えている人にはコールドプロセス製法で作り、充分以上に熟成させた手作り石けんです。
つや肌の手作り石けんの講習会では、定期的に来られる方はもちろん、わざわざ遠方から船や新幹線、飛行機で来られる方もいらっしゃいます。それだけみなさん洗顔の石けん選びに悩んでいらっしゃるということがわかります。
「でも私には作れないわ」という方は正しく選べる眼と知識を培ってください。
ではお肌にやさしい洗顔料の選び方から、正しい洗顔の方法までわかりやすく解説します。
━━★☆ INDEX ★☆━━━
【洗顔の役割・目的】
【お肌にやさしい洗顔料の選び方】
【おすすめNo.1の洗顔料】
【正しい洗顔方法で美肌になろう】
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なぜ洗顔をするのでしょう?
答えは「肌表面の汚れを落とすため」です。
お肌の汚れとは、ほこりなどの空気中の汚れ、汗、皮脂、古い角質、雑菌、そして汚れを含んだ化粧品などなど。
その汚れをきれいに落とすと、次のようなよい点があります。
➀雑菌の繁殖を抑える。
➁酸化皮脂が毛穴につまるのを防ぐ。
➂皮膚の新陳代謝をスムーズにする。
では洗顔はお肌の汚れを落とすだけでいいのでしょうか?
もし汚れを落とすためだけなら、どんな洗顔料を使っても問題ないはずですよね。
ところが「洗顔料があわない」といった悩みを抱えている人が多いのは、洗顔が汚れを落とすだけではなく、お肌のトラブルも引き起こしてしまうことがあるから・・・
洗顔は美肌の基本❣
洗顔料の選び方や、洗顔の方法がとても大切になってきます。
【洗顔料選びのポイント】
➀泡立ちのよさ
洗顔はたくさんの泡で洗ってほしいので、泡立ちのよい洗顔料を選びましょう。
➁洗い上がりがナチュラルなもの
洗顔で表面の皮脂を取りすぎてしまうと、肌がつっぱってしまいます。
また洗い上がりがしっとりしすぎる場合は洗顔料の中の油分が多すぎるということです。
どちらもお肌のトラブルの原因となってしまいます。
洗い上がりはつっぱらず、しっとりもせず、自然な状態を感じることのできるものを選びましょう。
➂シンプルな成分表示
どちらにしようか洗顔料選びに迷ったら、表示成分の少ない方をえらびましょう。
特にお肌にトラブルのある人は、洗顔料に含まれているどんな成分に反応してしまうかわかりません。
できるだけシンプルな洗顔料を選んで下さい。
【洗顔料の種類】
➀洗顔フォーム
チューブに入っているため扱いやすく、泡立ちもよい。
しっとりタイプからさっぱりタイプまで種類が豊富。
しっとりタイプには30%~40%の油分を含んでいる場合が多く、脂性肌には要注意です。
また、種類により強い界面活性剤が含まれていることもあるのでお肌に優しいタイプを選んで下さい。
➁洗顔ジェル
ジェル状で出てくるので泡立てるのが少し大変。
洗浄力が強めで、洗い上がりがさっぱりするので脂性肌向けです。
すすぎはしっかり行ってください。
➂泡で出てくるタイプ
押せばすぐに泡が出てくるので、泡立てる手間が不要。
種類により強い界面活性剤や発泡剤が多く含まれている場合もあるので、乾燥肌やトラブル肌には要注意です。
➃パウダータイプ
粉末をお湯で溶かして泡立てるので少し手間がかかる。
種類により洗浄力が強い場合があるので要注意です。
➄固形タイプ
肌質を選ばずに使えて、シンプルで種類も豊富なため、自分の肌質にあった石けんを選ぶことができます。
しっかり泡立てて使えば、使用感もよくお肌にもやさしい。
浴室など水でぬれる場所では、水をよく切るなど石けんの保管には注意が必要です。
【その他の注意点】
➀スクラブ入りの洗顔料
スクラブの入った洗顔料は、使い方によりお肌を傷つけることがあるので、あまりおすすめしません。
➁弱酸性の洗顔料
「洗顔料は弱酸性かよい!」とよく耳にしますが、弱酸性にこだわる必要はありません。
お肌はもともと弱酸性です。
弱アルアリ性の洗顔料で顔を洗うと、一時的にお肌は弱アルカリ性となりますが、お肌にはアルカリ中和機能があり、自分の力で元に戻ることができるのです。さらに洗顔後、化粧水をつければ(化粧水は弱酸性です)すぐに弱酸性に戻ります。
おすすめは、ずばり「固形石けん」です。
さらに言えば、コールドプロセス製法で作られ、充分に熟成された石けんです。
これはひとことで言うと「スキンケアができる石けん」です。
できれば手作りをおすすめするのですが・・・
実は私は長年、コールドプロセス製法で手作りした米ぬか石けんを使っています。
しかも上質な米ぬかオイルを使用し、丁寧に時間をかけて熟成された石けんです。
熟成期間が10年以上のものもあります。(詳しくは手作り石けんのコーナーでお話するとして)
超・超・敏感肌+乾燥肌の私がやっと見つけたお肌にとてもやさしい石けんです。
コールドプロセス製法で作り、しっかり熟成された石けんのよい点は、
*上質のオイルを使用している(廃油は使用しない。)
*お肌のためにケン化されていない上質オイルが残されている。
*天然の保湿成分(グリセリン)が自然にできあがり、たくさん含まれている。
*石油由来の合成添加物(酸化防止剤、防腐剤、発泡剤など)が含まれていない。
*材料(成分)がとてもシンプル。
では、デメリットは?
*手作りする場合は手間と時間がかかる。
*水でぬれたままにしておくと溶け崩れを起こす。
洗顔料選びはきれいな素肌をつくるためにとても大切なことです。
「なかなか石けんは手作りできないわ」という方は、自分の肌質と相談しながら慎重に選んで下さい。
➤美肌を作る手作り石けんの基礎
【シンプル洗顔の方法】
➀洗顔料をしっかり泡立てます。泡立てネットなどを使えば簡単に泡立てることができます。
➁ゴシゴシこすらず、泡を滑らすように、また赤ちゃんのお肌を洗うようにやさしくやさしく洗いましょう。
➂ぬるま湯でしっかり洗い流します。
➃タオルで軽く押さえるように水気を取りましょう。
洗顔後のタオルにも気をつけたいですね。
ゴワゴワの化繊のタオルでゴシゴシ・・・なんてお肌へのダメージが大きすぎるので、絶対にしないでください。せっかくのつや肌洗顔が台無しです。
やはりお肌にとってもやさしいオーガニックコットンのタオルでやさしくふいてあげてください。
洗顔の回数は多くても1日に2回、朝と晩に行いましょう。
脂性肌やニキビ肌の場合、べたつきが気になったり、清潔にしたくて必要以上に洗顔をしてしまうことがあります。洗えば洗うほど悪循環になることが多いので要注意です。
➤つやつや素肌のための正しいお手入れ方法