ニキビ肌のための正しいお手入れ方法~すべすべ素肌も夢じゃない!

 

 
 
ポツッとできてしまうニキビ肌、あきらめないで!
 
ニキビは皮脂の量と関係が深いことはよく知られています。
 
できてしまったニキビを治すことも大切ですが、ニキビをそれ以上増やさないことも大切です。
 
悪循環をたち切り、「こじらせニキビ肌」にさよならしましょう。
 
 
━━★☆ INDEX ★☆━━━
【ニキビはどうしてできるの】
【ニキビの種類】
【悪循環!こじらせニキビ肌にさよなら】
【ニキビ肌のお手入れ方法】
【ニキビを増やさない食生活】
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ニキビはどうしてできるの

 
 
【ニキビのできるメカニズム】
 
どうしてニキビができるのか、そのメカニズムを見ていきましょう。
 

 
➀の図は正常な皮膚の状態です。
 
毛穴には皮脂を分泌する皮脂腺があります。
 
皮脂が分泌されると、肌表面に広がり、お肌を守りながらなめらな状態にし、つやを与えます。
 
皮脂の分泌が低下するとお肌が乾燥状態になってしまいます。
 
➁の図では、何らかの影響で皮脂がたくさん分泌され、毛穴をふさいでしまいます。
 
➂の図では、毛穴がふさがれると、毛穴の中にいるアクネ菌という細菌が活発に活動し始めます。
アクネ菌が皮脂を分解し、炎症性成分を作り出し、「ニキビ」となってしまいます。
 
 
実はこのアクネ菌、お肌にいつもいる細菌なんです。
 
皮脂を栄養としていて、皮脂を分解して、脂肪酸とグリセリンを作り出し、お肌を弱酸性に保ってくれたり、皮膚についた病原菌が増えるのを抑えてくれたりしています。
 
そんな頼もしい菌がなぜ?
 
答えは「アクネ菌は嫌気性菌(けんきせいきん)だから」です。
 
嫌気性菌(けんきせいきん)とは、難しい言葉ですが、酸素がないところで活発に活動する菌のこと。
 
なので、毛穴が皮脂でつまると、空気(酸素)がなくなり、活発に増殖してしまうのです。
 
 
ちなみに、皮脂の分泌量は顔が一番多く、次いで胸、上背部となります。
これはニキビのできやすい場所と一致していますね。
 
また、年齢でいうと、思春期から増加し、女性では10~20歳代にピークに達し、男性では30~40歳代でピークを迎えます。
 
 
 
【ニキビの原因】
 
 
Ⅰ:思春期ニキビ
 
 
思春期にはアンドロゲンという性ホルモンの分泌が活発になります。
 
このアンドロゲンは皮脂の合成をうながすため、皮脂腺が発達し、皮脂がたくさん作られます。
 
皮脂が過剰に出てしまうと、毛穴をふさぎ、アクネ菌が活動し始めます。
 
さらに皮脂の分泌量に対して、毛穴の成長が追いついていないともいわれています。
 
ちなみに男性ホルモンであるアンドロゲンは皮脂の生成を促すホルモン、女性ホルモンであるエストロゲンは皮脂の生成を抑えるホルモンです。
 
 
Ⅱ:大人ニキビ
 
 
大人ニキビに関しては原因は人によりさまざまです。
 
生活習慣の乱れ、ストレス、お肌の乾燥・・・などがあげられます。
 
生活習慣が乱れたり、ストレスが溜まったりすると、ホルモンバランスが乱れ、皮脂を分泌するホルモンバランスも乱れ、皮脂量が増えてしまいます。
 
また、お肌が乾燥すると、ターンオーバー(お肌の新陳代謝)が乱れ、角質が厚くなり毛穴がふさがれてしまいます。

 
 
 

ニキビの種類

 
 

 
■白ニキビ
 
毛穴の先端が閉じて、皮膚が白くわずかに盛り上がった状態で、ニキビの初期段階。
毛穴に皮脂が詰まっている状態。
 
■黒ニキビ
 
詰まった皮脂が毛穴を押し広げて毛穴が開き、空気に触れた皮脂が酸化して黒くなった状態。
 
■赤ニキビ
 
アクネ菌が増殖し、炎症を起こして赤く腫れあがっている状態。
痛みやかゆみを感じる。
 
■黄ニキビ
 
炎症が悪化して、黄色い膿が見えている状態。
ニキビの跡が残りやすい。

 
 
 

悪循環!こじらせニキビ肌にさよなら

 
 

 
 
ニキビができてしまった時、あなたならどうしますか?と尋ねると、「しっかり洗顔して清潔にする。」と答える人がとても多いのですが、これがニキビ肌の悪循環なんです。
 
悪循環を断ち切りるために大切なポイントは2つ
 
 
➀洗顔しすぎない
 
ニキビはお肌の皮脂の量が多いからできてしまうということはよく知られています。
 
そこで、「1日に何度も洗顔すればいいのでは ⁉」と思ってしまいます。
 
しかし、何度もしっかりと洗い流されてしまった皮脂を補おうとして、お肌はさらに皮脂をどんどん分泌してしまいます。
 
洗顔すればするほど「こじらせニキビ肌」になってしまいます。
 
 
➁赤く腫れたニキビはさわらない
 
ニキビはつぶす?
つぶすと跡が残る?
悩むところですよね。
 
そこで、皮膚科の先生に聞いてみました。
 
「ニキビのでき始めは、上手に芯だけ押し出せばきれいに治ることもありますが、反対に雑菌が入ることもあります。特に炎症が起きてしまったニキビは決して触らず、清潔にして、そっとしておけばそのうち治ります。
というお答えが返ってきました。
 
できてしまったニキビより、これからできないようにすることの方が大切ですね。

 
 
 

ニキビ肌のお手入れ方法

 
 

 
 
ニキビがよくできてしまうお肌(ニキビ肌)の人は、とにかくできないように予防するのが一番です。
 
そのために大切なことは、
 
➀洗顔は1日に2回以上は洗わない。
 
「悪循環!してはいけないニキビ肌のお手入れ」でもお話しましたが、ニキビ肌の人や脂性肌の人は、洗顔に気を使っている人が多く、1日に何度も顔を洗ってしまいます。
 
洗った後はさっぱりしてキュキュッとしたお肌になりますが、しばらくすればまた脂っぽくなってきます。
 
しかし、何度もしっかりと洗い流されてしまった皮脂を補おうとして、お肌などんどん皮脂を分泌してしまいます。
 
こじらせニキビ肌にならないように、洗いすぎないことも大切です。
 
 
➁ニキビケア用の化粧水をつける。
 
洗顔後はニキビケア用の化粧水をつけてください。
 
ニキビケア用には抗炎症成分が含まれているものが多く、油分の少ないさっぱりタイプを選んだほうがよいでしょう。
 
➤「ニキビ・吹き出物ケア用 化粧水の作り方」
 
 
➂生活習慣を見直す。
 
大人ニキビの場合は、特にストレスをためないことが大切です。
 
とはいえ、仕事や家庭にと、ストレスはどうしてもたまってしまいます。
 
生活習慣を見なおし、改善できるところはないか見直してみてください。
 
ストレスの上手な発散方法を見つけてみましょう。
 
 
➃信頼できる皮膚科を見つける。
 
ニキビは「痤瘡(ざそう)」の一種です。
 
あまりに気になる時は皮膚科にかかるのも一つの手段です。

 
 
 

ニキビを増やさない生活習慣

 
 

 
 
生活習慣を見直すというのはなかなか大変なことですが、ニキビだけに限らず、きれいな素肌や健康な心身のためにも一度見直すことも大切かもしれません。
 
 
➀規則正しい生活をする。
➁ストレスをためない。
➂お肌を清潔にする。
➃食事に気をつける。
➄メイクは薄めにする。
 
 
食事は野菜、とくに菜っ葉類を多くとり、ピーナッツ、チョコレート、ケーキ、餅など含水炭素を多く含むものは減らしましょう。
 
メイクをするときは、油分の少ないものを選び、薄めに塗りましょう。
 
 
 
大人ニキビは特に生活習慣が原因であることが多く、家庭や仕事が忙しい場合は、ストレスもたまり、なかなか改善は難しいと思います。
 
「美肌は体の内側から」
 
できることから少しずつ始めましょう。
 
 
➤つやつや素肌のための正しいお手入れ方法

 

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