みかんはビタミンCを多く含み、昔から風邪の予防や免疫力の向上、さらに食欲不振や美肌に良いと言われてきました。
そんなみかんを食べた後の皮、どうしていますか?
捨てるなんてもったいない!
みかんの皮にはリモネンやヘスペリジン、ビタミンC、クエン酸などリラックス効果や冷え性の緩和、肌荒れ防止など心や体にとても良い効果を与えてくれる成分が含まれています。
みかんを食べた後の皮を入浴剤にしてみませんか。
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【みかんの皮にはどんな効果があるの?】
【みかんの皮の入浴剤の作り方】
【みかん風呂の入り方】
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完熟したみかんの皮を乾燥させたものを、漢方では「陳皮(ちんぴ)」と呼び、生薬として用いられています。
陳皮は胃腸の調子を整えたり、新陳代謝を良よくたり、また食欲不振や吐き気、つわりなどにも効果的だとされています。お茶にしたり料理の時に調味料として加えたりされています。
ではみかんの皮に含まれているリモネンやヘスペリジン、ビタミンC、クエン酸などは、どのような効果があるのでしょうか。
リモネンはみかんの精油成分に含まれており、リラックス&リフレッシュ効果があり、不安や緊張をほぐし気分を明るく元気にしてくれます。
ヘスペリジンはポリフェノールの一種で、ビタミンP作用を持っていて、血管補強や血流を改善し冷えを和らげてくれます。
特に白い綿のような部分に多く含まれていて、少し苦みのある部分に多く含まれています。
ビタミンCは水道水に入っている塩素を除去し肌荒れを防止してくれます。
そしてクエン酸は疲労回復、体臭予防、さらに古い角質を取り除き新しい肌へと再生させてくれるため美肌効果もあります。
みかんをお風呂に入れる方法は2つあります。
ひとつはみかんをそのままドボンとお風呂に入れる方法で、みかん風呂としてよく温泉などで行われています。
もう一つはみかんの皮だけを入れる方法
今回はこのみかんの皮を使った入浴剤の作り方をご紹介します。
【作り方】
①みかんの皮をきれいに洗う。
②洗ったみかんの皮をザルなどに広げ、カラカラになるまで風通しの良い場所で数日間陰干しします。
③乾燥したみかんの皮をお茶パックやガーゼなどに包み、お風呂に入れます。
注)できれば湯船にお湯を入れる前にみかん皮の袋を入れましょう。お湯が入った湯船に入れる場合は、みかんを入れてしばらくたってから入ってください。
お湯の温度は少しぬるめでゆっくりつかりましょう。
みかんの皮に含まれるリモネンは肌を刺激することがあります。特に敏感肌の人の場合はみかんの入った袋を強くもんだりしないで、お風呂から上がる時にシャワーで軽く洗い流しましょう。
また、入浴後の数時間は直射日光を避けてください。