乾燥のひどい冬やエアコンのきいた部屋に長時間いると、お肌が乾燥し保湿力のある乳液が必要になりますね。
特に年齢を重ねると、油分の分泌量も低下するので、油分を補う乳液が必要になっています。
そこで、乳液も自分で作ってしまいましよう。
しかも、天然素材で作りましょう。
乳液を作るには、オイルを水の中に混ぜ合わせ、閉じ込める「乳化」という作業をします。
「乳化」とは本来、混ざり合わない水とオイルをキレイに分散させる作業のことをいいます。
身近なものでいえばマヨネーズ!
マヨネーズを手作りしたことがある人はおわかりだと思いますが、マヨネーズは卵の黄身と酢と植物オイルで作りますね。これも乳化という作業によりできあがります。
乳化についての詳しいことは別のページでお話するとして・・・
ではさっそく作ってみましょう。
基本の乳液を作りましょう。材料はホホバオイルと精製水と乳化ワックス!この3つがあれば乳液は作ることができます。シンプルですが、ホホバオイルは抗酸化作用が高く、肌をなめらかにし、皮脂のバランスも整えてくれます。すべての肌質に合うのがうれしいですね。
★材料(約75ml分)
ホホバオイル 25ml
精製水 60ml
乳化ワックス 2.0~2.5g
お好みのエッセンシャルオイル 数滴
ローションボトル
ビーカー(耐熱容器)2個
ミニ泡だて器
ガラス棒(スプーン)
★作り方
①ホホバオイル、精製水をビーカー(耐熱容器)に入れます。乳化ワックスも別容器に入れておきます。
②ホホバオイルに乳化ワックスを加えます。
③②のビーカーと、精製水の入ったビーカーを鍋に入れて湯煎します。ホホバオイルを混ぜながら、乳化ワックスが溶けたら2つのビーカーを取り出します。(火傷に注意してください。)
④ホホバオイルをミニ泡だて器でしっかり混ぜながら、精製水を少しずつ加えます。
⑤精製水をすべて加えてからもしっかり力強く混ぜます。全体が白っぽくなり、少しとろみがついてきたらお好みでエッセンシャルオイルを加えよく混ぜてます。
⑥人肌までさましてからボトルに移してできあがり。乳液は使用するオイルの色によりできあがりの色も変わります。今回はホホバオイルゴールド(未精製)で作ったので、乳液もきれいなゴールドになります。
★上手に作るためのポイント
*ホホバオイルと精製水のビーカーを同時に湯煎するのは、どちらも同じ温度にするためです。精製水も必ず一緒に湯煎してください。
*ホホバオイルに精製水を加えるときは、少しずつ、そして休まず加えてください。一度に加えてしまったり、ひと休みするときれいに乳化されません。
*しっかりと乳化されていれば安定した乳液ができあがります。安定しない乳液の場合、しばらくして2層に分かれることがありますが、ご使用前によく振って混ぜ合わせれば使うことができます。ちょっとしたコツをつかめば安定した乳液が作れるようになります。
*乳液は気温や湯煎の温度、乳化ワックスの量によりできあがりの固さが変わります。
つや肌では乳液のレシピを順次公開していきます。しばらくお待ち下さい。
*米ぬかオイルで作る美白乳液(W/O)
*シアバター乳化剤で作るO/W乳液
*コラーゲン入り潤い乳液
*サラサラのセラミド乳液
~注意してね~
①つや肌流レシピでは、各美肌素材は原末(粉末)や植物抽出エキス原末(粉末=パウダー)を利用しています。
②ご使用前はよく振ってからお使いください。
③ここでご紹介する乳液には防腐剤等は一切含まれておりません。冷蔵庫に保管しできるだけ早いめにお使いください。万一変なにおいがしたらご使用はおやめください。
④手作りコスメや石けんを作る前にこちらを必ずお読みください。
⑤乳液は湯煎をしたり、熱くなった容器を持ちます。軍手をはめるなど火傷には十分注意してください。
➤お悩み別 エッセンシャルオイルの選び方&使い方