ワインの副産物であるグレープシードオイル
ワインを製造するときに残ったぶどうの種を洗浄・乾燥したのち細かく砕き、熱を加えて圧搾して抽出します。種子に含まれるオイルは13%程度しかないので加熱が必要になります。
以前はとても高級なオイルでしたが、今では世界中でワインが製造されるため、とても手に入りやすいオイルになっています。
酸化しにくくほとんど無臭で、とても軽い感触でさっぱりしているので、マッサージなどにおすすめのオイルです。
色は淡黄色~濃緑色です。
私がいつも使うのは下の写真のような緑色がとても濃いグレープシードオイルです。
グレープシードオイルはイタリア、フランス、スペイン、カリフォルニア、チリなどのワインの産地で多く生産されているので、比較的安価でスーパーなどでも手に入りやすいオイルです。
好みにもよりますが、できるだけ緑色の濃いオイルをおすすめします。
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【グレープシードオイルの特徴】
【グレープシードオイルと美肌】
【グレープシードオイルの効果的な使い方】
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グレープシードオイルの構成脂肪酸はリノール酸とオレイン酸が主成分となっています。
ポリフェノールとトコフェロール(ビタミンE)が豊富に含まれており、酸化に対してとても安定したオイルです。
また、グレープシードオイルは無毒で、アレルギー反応を引き起こす原因物質(アレルゲン)が含まれないのも特徴です。そのため、低アレルギーで敏感肌にもやさしいので多くの化粧品に利用されています。
グレープシードオイルの主成分であるリノール酸は肌の水分保持力を高め、肌を健康な状態に保ってくれます。保湿作用に優れた乾燥肌向けのオイルといえます。
また、オレイン酸は肌への栄養分の浸透を助け、肌の角質を柔らかくしてくれます。
さらに、グレープシードオイルの特徴はなんと言ってもトコフェロール(ビタミンE)とポリフェノールがたくさん含まれているということ。どちらも抗酸化作用が高く、皮膚細胞の酸化を防ぎ、肌の老化を防止してくれます。
トコフェロール(ビタミンE)は他のオイルと比較しても含有量が多く、抗酸化作用が高く血流を促す作用もあり、アンチエイジングに効果的な成分です。
ポリフェノールは、こちらももちろん抗酸化作用が高い成分です。しかもぶどうの種にはプロアントシアニジンというポリフェノールが含まれており、プロアントシアニジンにはメラニンの生成を抑えてくれる効果があり、肌の透明感を高めてくれます。
トコフェロール(ビタミンE) | 抗酸化、血行促進、くすみ改善 |
ポリフェノール | 抗酸化、美白 |
グレープシードオイルはとてもさっぱりした使い心地で、肌によくなじみ浸透しやすいので、オイリー肌にもおすすめのオイルです。
さらに、アレルギー反応を引き起こす原因物質(アレルゲン)が含まれないので敏感肌にも使いやすいオイルです。
♪食べてもおいしい♪
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グレープシードオイルは消化が良く、コレステロールをほとんど含みません。
においもなく、肉や魚料理、ドレッシング・・・
お料理全般で使えてさらにGOOD!
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1.マッサージオイルとして
グレープシードオイルはとてもさっぱりしていて伸びがよいオイルです。べたつかず広範囲によく伸びるので、全身のマッサージにも適しています。比較的安価で手に入れやすいのもいいですね。
➤お風呂で簡単エステ「マッサージオイル」の作り方
2.クレンジングオイルとして
グレープシードオイルは肌に負担をかけず滑らかでクレンジング力も高いので、クレンジングオイルとしても適しています。べたつかないのでオイリー肌にも使えます。
➤くせになるナチュラルクレンジング
4.手作り乳液、クリームに
グレープシードオイルにはアレルゲンが含まれていないので、化粧品によく利用されています。乳化もしやすいオイルなので、手作りの乳液やクリームにも使いやすいオイルです。
➤きれいな素肌のための手作りコスメの作り方
5.手作り石けんに
グレープシードオイルで手作り石けんを作るときれいなグリーンの石けんができ上がります。(グリーンの濃いオイルを使用した場合)使い心地もさっぱりしています。
➤グリーンが美しい「グレープシード石けん」の作り方
注)自然素材や天然素材を使用するといってもすべての方に安全であるとは限りません。ご使用前には必ずパッチテストを行って下さい。