ライスブランオイル(米油・米ぬかオイル・こめ油)を知っていますか?
米の精米直後の「米ぬか」から得られるオイルで、最近になってスキンケアやマッサージなどで人気急上昇中です。
しかしお肌に使用するオイルは、オリーブオイルやグレープシードオイル、アーモンドオイルなどが主流となっており、本や雑誌でもそのように書かれています。
なぜでしょうか?
それはアロマやエステ、アーユルヴェーダの技術は海外から伝わったもので、私たち日本人はオイルを必要とする生活上の歴史がなかったからです。
オリーブオイルやグレープシードオイル、アーモンドオイルなどは、海外ではその場所で普通にとれるオイルとして使われています。その中には日本の「米ぬか」からとれるオイルは含まれておらず、ライスブランオイル(米油)を使用することはありませんでした。
つや肌流ではもう20年以上も前から使用しているオイルで、超いちおしのオイルです。私の知っている数多くのエステサロンでもライスブランオイル(米油)を使用しており、そのパフォーマンスはお客様に大好評だと伺っています。
ライスブランオイル(米油)をおすすめする理由はたくさんありますが、ひと言でいうとオイルの持つ特性です。
特に肌が薄くデリケートな日本女性のお肌にもっとも適したオイルといえます。
では少し詳しくみていきましょう。
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【ライスブランオイル(米油)の特徴】
【ライスブランオイル(米油)と美肌】
【ライスブランオイル(米油)の効果的な使い方】
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オイルの構成脂肪酸はパルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸からなり、特にオレイン酸がとても多く、リノール酸が少ないのが特徴です。
オレイン酸が多いと酸化しにくい安定したオイルとなります。しかもリノール酸は酸化しやすい性質があり、リノール酸が少ないことで、さらに安定したオイルとなっています。
リノール酸、リノレン酸は必須脂肪酸です。
ライスブランオイル(米油)の食用としての作用は、コレステロール低減、セロトニン増量、神経伝達促進作用などが知られています。
ライスブランオイル(米油)にはγ-オリザノール、トコフェロール(ビタミンE)、トコトリエノール、ライスステロール、フェルラ酸、ライススクワラン、ライスセラミド、γ-アミノ酪酸など、たくさんの生理活性成分や美肌成分がとても豊富に含まれています。
このような不けん化物としての生理活性成分が2~5%も含まれているのは、数ある他のオイルの中でもライスブランオイルだけではないでしょうか。
ライスブランオイル(米油)は「美肌のためのオイル」といっても過言ではないでしょう。
*生理活性成分とは生体の生命活動や生理活動を調節したり、影響を与える物質の総称です。ほんの少しの量で身体に作用し、不足すると生体のさまざまな機能に影響が出てきます。ビタミンやミネラル、酵素、ホルモン、神経伝達物質などがあります。
デリケートなお肌に最適な「美肌のためのオイル」、それがライスブランオイル(米油)です。
オイルの特性でもお話しましたが、ライスブランオイル(米油)にはγ-オリザノール、トコフェロール(ビタミンE)、トコトリエノール、ライスステロール、フェルラ酸、ライススクワラン、ライスセラミド、γ-アミノ酪酸などたくさんの生理活性成分や美肌成分が、他のオイルに比べてもとても豊富に含まれています。
このたくさんの生理活性成分がお肌を美しくしてくれるのです。
ではライスブランオイル(米油)の効果を、代表的な成分から細かく見ていきましょう。
γ-オリザノール | 抗酸化、美白、保湿、血行促進、肌荒れ防止 |
トコフェロール(ビタミンE) | 抗酸化、血行促進、くすみ改善 |
トコトリエノール | 抗酸化、抗炎症、美白 |
ライスステロール | 保湿(細胞間脂質類似成分) |
フェルラ酸 | 抗酸化、肌荒れ防止、美白 |
ライススクワラン | 保湿、柔軟 |
ライスセラミド | 潤い、皮脂分泌調整、バリア機能改善 |
γ-アミノ酪酸 | 血行促進、皮膚細胞活性化 |
まるで高級美容液のようですね。
特にきめ細かで繊細、そしてデリケートな日本人のお肌に最適な成分がたくさん含まれています。
美肌効果はもちろん、美白作用、お肌の修復作用、保湿作用、収れん作用(肌の引き締め)、柔軟作用・・・など、ぜひぜひ使ってほしいおすすめオイルです。
♪食品業界の裏話♪
ライスブランオイル(米油)は揚げ物に使うと衣がパリッと仕上がります。
みなさんも絶対に食べています!
これが無いとあの食感が出ません。
ほとんどの人が大好きなアレ・・・
『何だと思いますか?』
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それは、『ポ〇トチップス』!!
みなさん大好きなお菓子でしょ?
このポ〇トチップスは米ぬかオイルがなければ、あのパリッとした食感が出ないのです。
わが家も揚げ物はすべて米ぬかオイルです。パリッパリに揚がってとてもおいしいですよ。
1.マッサージオイルとして
ライスブランオイル(米油)でオイルマッサージをしましょう。ただしライスブランオイルはボディーマッサージの時のすべりが少し重めです。ホホバオイルを少し加えて使用すると、内容成分、使用感ともにすばらしく、天然のγーオリザノールが肌を柔らかく、白く、キメ細やかに仕上げてくれます。
➤お風呂で簡単エステ「マッサージオイル」の作り方
2.クレンジングオイルとして
ライスブランオイル(米油)でクレンジングすると、メイクと不要な皮脂を取り除くだけでなく、お肌のうるおい成分は残したまま、それどころか潤い成分をプラスして、さらにホワイトニングもしてしまいます。お肌にとっては最高の、クレンジングしながらスキンケアもできてしまうオイルなのです。
➤くせになるナチュラルクレンジング
3.日焼け後のお手入れに
最近ではマリンスポーツ愛好者の方々からサンスクリーンオイルやアフターケアオイルとして人気があり、ナチュラル派に支持されていたセサミオイルよりも使用感がいいといわれています。
4.手作り乳液、クリームに
手作りコスメの中でも、オイルを使う乳液、クリーム、リップなどにぜひ使ってみてください。
➤きれいな素肌のための手作りコスメの作り方
5.手作り石けんに
コールドプロセス製法で作る石けんのオイルとして、「米ぬか石けん」を作ってみてください。不けん化物を多く含んでいるライスブランオイルを使って作った石けんは、柔らかい泡立ちで、やさしく汚れを落としてくれ、独特の保湿力と、洗い上がりのしっとり感が格別です。また、型入れまでの時間が早いので、初心者の方にもおすすめです。つや肌流いちおし!
➤美肌作りに「米ぬか石けん」の作り方(はじめて編)
注)米ぬかアレルギーのある方は使用しないでください。また、自然素材や天然素材を使用するといってもすべての方に安全であるとは限りません。ご使用前には必ずパッチテストを行って下さい。