
「マスク頭痛」ってご存じですか?
マスクを長時間つけていると頭痛が起きることがあり、最近この「マスク頭痛」に悩まされている人が多いのだとか。
そういえば私の講習会に来られる生徒さんの中にも「最近片頭痛が・・・」とおっしゃる方がいらっしゃった事を思い出しました。
実は私もマスク生活が始まってから1日の大半をマスクをつけて過ごしているのですが、最近マスクをつけていると頭痛が起きるようになってきました。
夜、マスクをはずしてしばらくすると治まってくるのです。
あまりに頭痛が続くので、頭痛薬をもらいにかかりつけ病院に行きました。
そこで初めて「マスク頭痛」というものを知ったのです。
専門の先生に頭痛の原因と対処法を説明していただき、その対処法を実行してみると、いつの間にか頭痛が治まっていました。
そこで私が教えて頂いた原因と対処法をお伝えしようと思います。
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【マスクで頭痛が起きる原因】
【マスク頭痛を起こさないために】
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【 酸素不足 】
マスクで鼻と口を覆っていると、マスクの中の空気はこもっているため、自分の吐く息を再度吸ってしまっています。
吐く息には二酸化炭素が多く含まれており、それを吸うことにより体は酸素不足(酸欠状態)になっています。
二酸化炭素は血管を拡張させるため、酸素不足が長時間続くと頭痛がでてくるのです。
【 表情筋のコリ 】
マスクの中の口元はどうなっていますか?
マスクが顔の半分以上を覆っているため、表情がいつもより乏しくなっていませんか。
マスクをする習慣のなかった以前は、会話をする際も口元が良く動き、笑顔も見せていたのではないでしょうか。
しかしマスクの中は他人に見えないため、会話をする際も口元の動きは減り、以前のように大きな口を開けて笑うことも少なくなっていませんか。
表情筋を動かさなくなると、顔の筋肉がコリはじめ、それが側頭部へ伝わり頭痛がはじまります。
さらに耳をゴムで締め付けているため、側頭部に負担がかかり頭痛が起こり始めます。
【 体温の上昇 】
暑い夏はただでさえ体温が上昇し、熱中症の危険が増しています。
マスクをすることにより、さらに体温が上昇し、熱中症の初期症状として頭痛の症状が現れます。
注)熱中症が疑われる場合はすぐに涼しいところで休んだり、水分を摂取するなど対応を取ってください。
2.表情筋のコリ
3.耳のゴムによる締め付け
4.体温の上昇
【 1時間おきに新鮮な空気を吸う 】
1時間に1回はマスクを外し、新鮮な空気を吸いましょう。
マスクを外して大きく深呼吸をし、酸素不足(酸欠)になってしまわないように体に新鮮な空気を取り込んでください。
定期的にマスクをはずし、新鮮な空気を取り込むことによって酸素不足を予防することが出きます。
(コロナ禍の中、人が密になっている場所でマスクを外すことはできません。人の少ない屋外などで行ってください。)
【 顔の筋肉をほぐす 】
動きが減ってしまった顔の筋肉をほぐしましょう。
頬からこめかみにかけて指の腹で円を描くようにマッサージしましょう。
さらに口を大きく開けながら「あ・い・う・え・お」と繰り返し発音し、口のまわりの筋肉を動かしましょう。
頭痛はもとより、マスクを外したら口角が下がっていた・・・なんてこともないようにしたいものですね。
【 体温を下げる 】
マスク周りの温度を下げましょう。
特に夏の外出時は日傘をさしたり、なるべく日陰を歩く、さらには人のいない所ではマスクを外すなど少しでも体温を下げましょう。
注)熱中症が疑われる場合はすぐに涼しいところで休んだり、水分を摂取するなど対応を取ってください。
2.顔の筋肉をほぐす
3.体温を下げる