お肌のターンオーバーってなに?

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お肌のターンオーバーってなに?


 
ターンオーバーとは肌の細胞が新しく生まれ変わる新陳代謝のこと。
 
肌の細胞は約28日周期(20代の場合)で新しく生まれ変わっていくといわれています。
 
では少し詳しく見ていきましょう。
 
 

ターンオーバーってなに?

 
 

 
 
 
人の肌は外から「表皮」、「真皮」、「皮下組織」という3層でできています。
 
さらに表皮は最も外側から角層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層の5つの層でできており、主にケラチノサイト(角化細胞、かくかさいぼう)が層をなして占めています。
 
表皮のいちばん下の基底層では、毎日新しいケラチノサイト(角化細胞)が作られています。
 
ケラチノサイトは、次々に作られる新しい細胞に押し上げられるように、肌の表面に進み、角層に到着すると角質細胞に変化します。
 
そして皮膚表面で、肌を守る役目を果たし、やがてあかやフケとなってはがれ落ちていきます。
 
これをターンオーバーといいます。
 
 
 

ターンオーバーの周期

 
 

 
 
ターンオーバーの周期は約28日といわれていますが、年齢とともに速度が遅くなり、40代では約40日とも50日ともいわれています。
 
このターンオーバーの周期は健康な肌ではほぼ一定で、加齢とともに遅くなります。
 
ターンオーバーの周期は早すぎても遅すぎてもよくありません。
 
 
 
ターンオーバーが早い
 
強い紫外線で急激に日焼けをしたり、けがや火傷、角化異常などによる皮膚炎等の場合、ターンオーバーの時間が極端に短くなることがあります。
 
何らかの刺激により角質層が壊されると、ケラチノサイトは壊れた角質層を急いで修復しようとします。しかし正常な角質細胞をつくるには時間が必要なため、不完全な細胞が表面に上がってしまいます。
 
 
 
ターンオーバーが遅い
 
肌のターンオーバーは加齢とともに速度が落ちます。ターンオーバーが遅くなると、古い角質がたまって角質層は厚くなり、角質層から下の表皮は薄くなります。
 
そうなるとしわやシミ、くすみができやすくなり、傷あともなかなか治りにくくなります。さらに肌が乾燥したり、硬くなってしまうこともあります。
 

 
ターンオーバーが乱れる原因は、日焼け、ケガ、火傷、そして加齢だけではなく、ダイエットなどによる栄養不足や血行不良、さらには睡眠不足やストレスなども関わってきます。
 
最近の研究ではターンオーバーの周期は約42日ともいわれています。約28日で皮膚表面まで押し上げられた細胞は、その後約14日間、皮膚の保護の役割を果たしてからはがれ落ちていくという研究結果も出ているようです。
 
 
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