
化粧品はアルコールフリーの方がいいってホント?
最近よく目にするようになった「アルコールフリー」「ノンアルコール」の化粧水や美容液などの化粧品。
アルコールってお肌のよくないの?っていう疑問も出てきますよね。
化粧品にアルコールを加える目的や、避けた方が良い場合など・・・
アルコールについて少し知っておきましょう。
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【どうして化粧品にアルコールを加えるの?】
【アルコールフリーの方がお肌にいいの?】
【アルコールを避けた方がいいのはどんな肌?】
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化粧品にはよくアルコールが含まれています。アルコールには色々な種類がありますが、一般的に化粧品に含まれているアルコールは「エタノール」です。「無水エタノール」と書かれているものもあります。
【エタノールってどんなもの?】
エタノール(エチルアルコール)は無色透明な揮発性のある液体で、お酒でいうと酔う成分であり、よく消毒などにも使われています。一般的に「アルコール」といえばこのエタノールを指します。
化学的に合成して作ったり、ジャガイモなどのデンプンを発酵させて作ったりしたものもあります。
【どうしてアルコールを化粧品に加えるの?】
エタノール(アルコール)は水溶性が高く、昔から化粧品には欠かせない原料です。
水に溶けにくい成分を溶かしたり、収れん、清涼、清浄、殺菌などの目的で配合されます。
2.収れん作用:肌を引き締める
3.清涼作用:肌にひんやり感を与える
4.清浄作用:肌の汚れや汗などを落とす
5.殺菌・防腐作用:防腐剤としての役割をはたす
エタノールは揮発性が非常に高く、肌につけるとすぐに蒸発してしまいます。その時、つけた部分の水分と体温も一緒に持っていくので、スッ~とした清涼感が得られます。
さらに、つけた一瞬肌がキュッと縮まるので引き締め用の化粧品(収れん化粧水など)に多く含まれています。
最近よく目にするようになった「アルコールフリー」や「ノンアルコール」と書かれた化粧品。これは文字通りアルコールが含まれていない商品です。
化粧品を選ぶ際にあえてアルコールの含まれていない商品を選ぶ人が増えてきています。
【アルコールはお肌に悪いの?】
化粧品に使用されているアルコールは、肌への安全性の基準を十分に満たしており、特に避けるべき原料ではありません。
収れん効果を求める場合や、ふき取り化粧水として肌を清潔にするために使うのには大変適していると思います。もちろん殺菌・防腐剤としての役割も非常に大切です。
では、どうして「アルコールフリー」や「ノンアルコール」の化粧品が必要なのでしょう。
それはやはり使わないほうがいい場合があるからです。
1.アルコールに敏感な場合
病院で注射をするとき、まずはアルコールで消毒しますよね。その時、消毒した部分が赤くなる人がいます。また、かゆみやヒリヒリ感がでる場合もあります。アルコールに反応してしまったからです。このようにアルコールが体質的に合わない人は、アルコールの入っていない化粧品を選んで下さい。
2.乾燥肌がひどい場合
最近は外出先でよくアルコール消毒液が置いてある場合がありますね。そこで手を消毒するとそのあと手がカサカサになった経験はありませんか。
アルコール(エタノール)は揮発性の高い液体で、肌につけると揮発する際にその部分の水分を一緒に持って行ってしまいます。そうするとより乾燥がひどくなり、つけ続けると肌がガサガサした状態になってしまいます。
乾燥肌の場合はアルコールの入っていない化粧品を選ぶ方がよいでしょう。
3.敏感肌や肌トラブルがある場合
敏感肌や肌トラブルがある場合、アルコールが肌への刺激となりヒリヒリ感を与えてしまいます。そのような場合は、アルコールの含まれていない保湿性の高い化粧品に変えたほうがよいでしょう。
2.乾燥肌がひどい人
3.敏感肌や肌トラブルがある場合
お手持ちの化粧品にアルコール(エタノール)が入っているかを知るには、全成分表示を確認するのがよいでしょう。
化粧品の場合、配合量の多い順に並んでおり、配合量が1%以下の場合は順不同です。
薬用化粧品の場合は、成分表示の義務はありませんが、最近はほとんどのメーカーが記載しています。こちらは有効成分が先に書かれ、その他の成分は順不同です。
何がどの程度含まれているかを知る目安になります。
詳しくは➤化粧品の成分表示のルールを知ろう(準備中)
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