メリッサ(レモンバーム) / 柑橘系

 
 

 
 
レモンバームとしてよく知られているメリッサのエッセンシャルオイル(精油)はシソ科の多年草
 
レモンのようなフレッシュな強い香りが特徴です。
 
 
エッセンシャルオイルの製造は主にフランスを中心に行われています。
 
ドライハーブはたくさん出回っていますが、抽出されるオイルが微量なためとても高価なオイルとなっています。
 
しかし香りが強いため、少量で効果が発揮できます。
 
 
 
メリッサの香りは緊張やストレスで乱れた心を落ち着かせてくれます。
 
また、鎮静作用があるため、頭痛や生理痛を和らげてくれたり、消化器系への作用もあるため、消化不良や吐き気を改善してくれます。
 
 
 
メリッサはとても高価なため、安い偽物がよく出回っていますので注意が必要です。

 
 
 

特徴・歴史

 
 
地中海地方原産の多年草で、白黄色の小さな花をつけます。メリッサはラテン語で「みつばち」を意味し、この花にはみつばちがよく集まってきます。メリッサの蜂蜜はとてもおいしいといわれています。スイスの有名な医師バラケルススはメリッサのことを「生命のエリキシル(不老不死の霊薬)」と呼び、古くから万能薬として使用されていました。
ハーブティーととして広く知られていますが、精油は少量しか採れないため非常に高価なものになります。

 
 
 

植物について

 
 
【英名】 Melissa(Lemon Balm)
 
【学名】 Meliisa officinalis
 
【科名】 シソ科
 
【種類】 草本
 
【主な産地】 フランス、ドイツ、イギリス、スペイン、イタリアなど

 
 
 

香りについて

 
 
【香りの特徴】 フローラルで少しグリーン系の甘いレモンのようなフレッシュな香り
 
【ノート】 ミドル
 
【香りの強さ】 中

 
 
 

エッセンシャルオイルについて

 
 
【抽出部位】 花と葉
 
【抽出方法】 水蒸気蒸留法
 
【主な含有成分】 
シトラール(テルペン系アルデヒド類)、シトロネラール(左記に同じ)、ゲラニオール(モノテルペンアルコール類)、リナロール(左記に同じ)、βカリオフィレン(セスキテルペン炭化水素類)など
 
【主な作用】 
鎮静、強心、強壮、血圧降下、健胃、抗アレルギー、消化促進、抗うつ、子宮強壮、解熱など
 
【おすすめのブレンド】
イランイラン、カモミール、ゼラニウム、ジャスミン、ペパーミント、ジュニパー、ローズマリーなど
 
【使用方法】 芳香浴、アロマバスなど

 
 
 

主な働き

 
 
【心への働き】 
*不安定な心のバランスを整える
*
 
【体への働き】 
*消化不良や吐き気、嘔吐の症状をやわらげる
*月経周期を整え、月経痛をやわらげる
*呼吸器系の炎症をやわらげる
 
【肌への働き】 
*皮膚の炎症をやわらげる
*虫刺されなどのかゆみをしずめる

 
 
 

注意する事

 
 
*刺激性があるので敏感肌の人は使用量に注意が必要です。
*妊娠中や授乳中は使用を控えましょう。
 
 
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