クミン / スパイス系

 
 

 
 
クミンは香辛料としてとても有名で、カレーなどの料理には欠かせないスパイスです。
 
しかし、その種から得られるエッセンシャルオイル(精油)はスパイスとは異なり、じゃこう(麝香)にも似た甘さを含んだスパイシーで魅惑的な香りです。
 
 
香水にも使用されており、少量で全体の香りにアクセントをつけることができます。
 
クミンのエキゾチックな香りには催淫作用があるので、香水にごく少量加えるととても魅惑的な香水が仕上がります。
 
 
 
エジプトでは古来から頭痛や関節痛などの鎮痛剤として使われていました。
 
神経系に作用し、心が疲れたときには気持ちを高揚させ自信をつけさせてくれます。
 
また、消化促進作用があるので、胃腸の動きを助けてくれます。
 
 
 
香りがとても強く、ごく少量でもなかなかにおいが消えないのでかなり控えめに使うようにして下さい。
 
また、刺激が強いのでお肌への使用はおすすめできません。

 
 
 

特徴・歴史

 
 
クミンはエジプト原産の植物で高さ30cmほどに成長し枝先に白やピンクの小さな花を2~3個ずつ咲かせます。種はクミンシードと呼ばれスパイスとして有名ですが、乾燥させて砕いた種から精油が採れます。
クミンは旧約聖書の時代から珍重されており、主に肉料理に利用されていました。現在ではインドのカレー料理には欠かせないスパイスの一つとなっています。また、クミンのエキゾティックな香りは香水にも利用されています。

 
 
 

植物について

 
 
【英名】 Cumin
 
【学名】 Cuminum cyminum
 
【科名】 セリ科
 
【種類】 草本
 
【主な産地】 エジプト、トルコ、モロッコ、アジアなど

 
 
 

香りについて

 
 
【香りの特徴】 少し甘さを含んだスパイシーで刺激的な香り
 
【ノート】 トップ
 
【香りの強さ】 中

 
 
 

エッセンシャルオイルについて

 
 
【抽出部位】 種子
 
【抽出方法】 水蒸気蒸留法
 
【主な含有成分】 
クミンアルデヒド(アルデヒド類)、シメン(モノテルペン炭化水素類)、γテルピネン(モノテルペン炭化水 素類)など
 
【主な作用】 
消化促進、鎮痛、通経、催淫、強壮、自律神経調整など
 
【おすすめのブレンド】
アンジェリカルート、カモミール、イランイラン、サンダルウッド、コリアンダーなど
 
【使用方法】 芳香浴、アロマバスなど

 
 
 

主な働き

 
 
【心への働き】 
*無気力感を取り除き、心を元気にしてくれる
 
【体への働き】 
*胃の不調をやわらげ消化促進をする
*頭痛、筋肉痛、関節痛の痛みをやわらげる
*生理不順を改善する
*男性の性欲を高める
 
【肌への働き】 
*

 
 
 

注意する事

 
 
*刺激がとても強いため、使用量には十分注意が必要です。(特に敏感肌は要注意)
*妊婦は使用しないこと。
*光毒性があるので使用後は直射日光を避けましょう。
 
 
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