カユプテ / 樹木系

 
 

 
 
ティートリーに似たすっきりとした中にも甘さをプラスしたような香りを持つカユプテ
 
周りに木を押しのけてどんどん成長してしまうくらい生命力の強い木です。
 
消毒作用があるため東南アジアでは古くから医療に使われてきました。
 
 
 
ティートリーと同じく殺菌・抗ウイルス作用があり、風邪やインフルエンザの予防に効果的です。
 
呼吸器系に作用するので、咳やのどの痛みを和らげてくれます。
 
入浴の時に湯船に1滴落としてゆっくりつかったり、蒸気を吸入(フェイシャルスチーム)するのもよいでしょう。
 
 
 
また、咳がひどくて眠れないときは、クリームにカユプテのエッセンシャルオイル(精油)を加えて胸にぬるのもおすすめです。
 
 
 
さらに殺虫作用があるので、昔から東南アジアでは虫除けのために室内に香らせていました。
 
手作りの虫よけスプレーを作る時はカユプテを加えてみてください。
 
➤子供にも安心!アロマで「虫よけスプレー」の作り方

 
 
 

特徴・歴史

 
 
カユプテは東南アジア原産の木で高さ14mにまで成長します。カユプテとはマレー語で「白い木」という意味で、樹皮が白っぽい色をしています。また、香りがティートリーに似ていることから「ホワイトティートリー」とも呼ばれています。
カユプテは消毒、殺菌にすぐれており、東洋では昔から家庭療法に使われていました。また、殺虫作用があるため虫よけのスプレーとしてもよく利用されています。

 
 
 

植物について

 
 
【英名】 Cajeput
 
【学名】 Melaleuca leucadendron
 
【科名】 フトモモ科
 
【種類】 木本
 
【主な産地】 フィリピン、オーストラリア、マレーシアなど

 
 
 

香りについて

 
 
【香りの特徴】 ハーブ調のすっきりとした香りに甘さを加えたような香り
 
【ノート】 トップ
 
【香りの強さ】 中

 
 
 

エッセンシャルオイルについて

 
 
【抽出部位】 葉と枝
 
【抽出方法】 水蒸気蒸留法
 
【主な含有成分】 
シネオール(酸化物類)、テルピネオール(モノテルペンアルコール類)、シトラール(アルデヒド類)、ベンズアルデヒド(アルデヒド類)、リナロール(モノテルペンアルコール類)
 
【主な作用】 
去痰、抗炎症、抗ウイルス、殺菌、鎮咳、殺虫、発汗など
 
【おすすめのブレンド】
アンジェリカ、ゼラニウム、ベルガモット、ラベンダー、ローズなど
 
【使用方法】 芳香浴、アロマバスなど

 
 
 

主な働き

 
 
【心への働き】 
*落ち込んだ気持ちをやわらげ元気にさせる
 
【体への働き】 
*咳や痰、喉の痛みなど気管支系の不調をやわらげる
*膀胱炎や尿道炎など泌尿器系の不調をやわらげる
 
【肌への働き】 
*やけどや傷、虫さされの症状をやわらげる
*脂性肌を整えニキビを改善する

 
 
 

注意する事

 
 
*敏感肌の人は使用量に注意しましょう。
 
 
➤楽しく読める「エッセンシャルオイル百科 111選」
 


 
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