ブラックペッパー / スパイス系

 
 

 
 
スパイスでおなじみブラックペッパー(黒こしょう)のエッセンシャルオイル(精油)はあまりなじみがないかもしれません。
 
しかし血管を拡張させてくれる働きがあり、スポーツ後の手足の筋肉痛にはブラックペッパーのオイルマッサージが効果的です。
 
 
 
さらに冷え性や肩こり、首のこりにもGOOD!
 
冷え性には洗面器に入れたお湯の中にブラックペッパーを2滴ほど落としてゆっくり手や足をつけましょう。
 
肩こり、首のこりにはブラックペッパーのエッセンシャルオイルを加えたナチュラルオイルでマッサージしてみてください。
 
 
 
すこし意外かもしれませんが、便秘にも効果的です。
 
腸の筋肉運動を促してくれるので、お腹をゆっくりオイルマッサージしてみてください。
 
 
 
ただし、ブラックペッパーは刺激があるのでお肌に使うときは使用量に気をつけてください。
 
 
 
~ステップアップ~
 
黒こしょうはまだ熟していない緑色の実を乾燥させたもの。
白こしょうは熟した実の皮をむいて乾燥させたものです。
 
ではピンクペッパーは?
 
ピンクペッパーはウルシ科のコショウボクの実を乾燥させたものが一般的で、上の2つのこしょうとは別の種類です。
辛みの成分は入っていないので、いろんなお料理に使われています。

 
 
 

特徴・歴史

 
 
インド原産のつる性の低木で、黒こしょうとしておなじみです。実をそのまま乾燥させたものがブラックペッパー、皮をむいたものがホワイトペッパーです。精油はブラックペッパーから抽出します。古代ローマ時代からコショウは非常に重宝され、貨幣の代わりに支払われたり、さらにギリシャ人は熱病の治療に用いたりしていました。
身体を温めてくれる精油なので、手足が冷えたときには洗面器にお湯と精油を2滴ほど垂らし、足浴や手浴をするとよく温まります。また冷え性の人は部分的にオイルマッサージをしてもよいでしょう。さらに消化器系に作用するので、お腹のオイルマッサージで便秘の改善にも役立ちます。ただし使用量には注意が必要です。

 
 
 

植物について

 
 
【英名】 Black pepper
 
【学名】 Poper nigrum
 
【科名】 コショウ科
 
【種類】 低木
 
【主な産地】 インド、マレーシア、マダガスカル、スリランカ、スマトラなど

 
 
 

香りについて

 
 
【香りの特徴】 非常に鋭くスパイシーでウッディな香り 
 
【ノート】 ミドル
 
【香りの強さ】 中

 
 
 

エッセンシャルオイルについて

 
 
【抽出部位】 果実
 
【抽出方法】 水蒸気蒸留法
 
【主な含有成分】 
βカリオフィレン、αフュムレン(以上はセスキテルペン炭化水素類)、リモネン(モノテルペン炭化水素類)、ミルセン(モノテルペン炭化水素類)など
 
【主な作用】 
強壮、強心、抗炎症、抗ウイルス、健胃、消化促進、鎮痛、鎮痙など
 
【おすすめのブレンド】
グレープフルーツ、イランイラン、ベルガモット、バジル、サンダルウッド、サイプレスなど
 
【使用方法】芳香浴、ハンドバス、フットバス、マッサージ(部分的)など

 
 
 

主な働き

 
 
【心への働き】 
*気持ちをリフレッシュし心を強くしてくれる
*冷めた心を温めてくれる
 
【体への働き】 
*血行をよくし、体を温める
*筋肉のコリをやわらげる
*腸の運動を促し便秘を改善する
 
【肌への働き】 
*部分的に血流を改善し温かくしてくれる
*打ち身やしもやけの治りを促す

 
 
 

注意する事

 
 
*刺激があるので使用量には注意が必要です。(特に敏感肌は要注意)
*香りが強いので使用量には注意が必要です。
 
 
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