今日はなんだか眠れないな~っていう日に、最も簡単にアロマテラピーを利用する方法です。
アロマテラピーは医学ではないので、睡眠導入剤のようなお薬で対処するわけではありません。
しかしエッセンシャルオイル(精油)の成分の中には鎮静や睡眠、抗不安などの効果がある成分が入っているものがあります。
たとえばみなさんがよくご存じのラベンダー。
ラベンダーには酢酸リナリルやリナロールという成分が含まれています。酢酸リナリルは睡眠に大切なセロトニンという成分の分泌を増やす働きがあります。またリナロールは心を穏やかにし不安を和らげてくれる働きがあります。
現在、新型コロナウイルスの影響で、不安でゆっくり眠れなかったり、寝てもすぐに目が覚めてしまうというお話をよく耳にします。
アロマテラピーを使って少しでも不安を減らすことができれば幸いです。
また、自宅に長時間いることも多いかと思いますが、普段でもお部屋を香らせることでリラックスやリフレッシュができることもあります。香らせる方法は同じですので、心地よいと思う香りを選んで気分転換にアロマを取り入れてみてはいかがですか。
➤お悩み別 エッセンシャルオイルの選び方&使い方
【 アロマライト・デフューザーを使って 】
1.アロマライト
アロマライトは電気式の拡散器です。電球の熱でエッセンシャルオイル(精油)を温めて拡散させるため、火を使用しないので安心です。
使い方はお手持ちのアロマライトにより多少異なりますが、使う量はお部屋の大きさに合わせてエッセンシャルオイル(精油)を1滴から数滴落としてお使い下さい。
ベッドサイドランプとしても使えるものもあります。
2.デフューザー
デフューザーには色んな種類がありますが、基本的にはエッセンシャルオイル(精油)が含まれた水を蒸気にして拡散させる道具で、比較的広いお部屋を長時間香らせるのにとても効果的です。こちらも火を使わないので安心です。加湿器として使えるものもあるので用途に合わせて選んで下さい。
ただし、デフューザーはカーテンなどの近くで使うと色がつくことがありますので、色の濃いエッセンシャルオイル(精油)の使用は避けた方がよいでしょう。
【 マグカップ、ハンカチ、ティッシュを使って 】
1.マグカップ
アロマライトやデフューザーがなくても、簡単にお部屋を香らせることができます。
マグカップに少し熱めのお湯を入れ(やけどに注意)、その中にエッセンシャルオイル(精油)を落とします。湯気と一緒にエッセンシャルオイル(精油)も蒸発し香りが広がります。
香りがなくなってきたら、エッセンシャルオイルをたすのではなくお湯をたしてください。
エッセンシャルオイル(精油)によってはマグカップに香りが残ることがあるので、専用として使えるものを用意することをおすすめします。
2.ハンカチ、ティッシュ
一番簡単なのは、ハンカチやティッシュを利用すること。ハンカチやティッシュにエッセンシャルオイルを落とし枕元やお部屋に置いておくだけです。
ただし、エッセンシャルオイルはハンカチに色やシミがついてしまう事があるので注意が必要です。
安眠を促すエッセンシャルオイル(精油)はいくつかありますが、一番大切なのはそれを使う人が心地よい香りだと感じることです。安眠のための良い成分が入っているからといって、好きでもない香りを我慢して香らせても決して良い結果にはなりません。まずは心地よい香りだと感じるかどうかが大切です。
*1:イランイランは高濃度で用いると頭痛や吐き気をもよおすことがあります。
*2:クラリセージは妊娠中の方の使用は控えてください。また高濃度での使用は控えてください。
*3:ヒノキは妊娠中の方の使用は控えてください。
*今回は安眠のための芳香浴(部屋を香らせる)なので、安全のために火を使うアロマキャンドル等はおすすめしていません。