唇って、冬だけでなく一年中乾燥してカサカサしたり、荒れて皮がむけてきたりしますよね。
顔の皮膚はぜんぜん大丈夫でも、唇はいつもバリバリしてるっていう人も・・・
顔の皮膚と唇の皮膚、どう違うのでしょうか。
唇の皮膚は、顔の皮膚から口の中に移る部分(皮膚粘膜移行部)で、皮膚と粘膜との中間の性質を持っています。
顔の皮膚は、皮膚のいちばん外側にある角質層に守られており、その角質層がバリアの役割を持っています。
角質層の中には角質細胞が並んでいて、その細胞の隙間を埋めているセラミドなどの細胞間脂質や、角質細胞の中にある天然保湿因子(NMF)がお肌のうるおいをキープしてくれています。
さらに、皮脂腺が皮脂膜を作り、汗腺は体温調節の役割を果たしています。
では唇はどうでしょうか。
唇の角質層はとても薄く、セラミドなどの細胞間脂質や天然保湿因子もとても少ないのです。
また、皮脂腺や汗腺もないため、水分蒸発のスピードはとても速くなります。
そしてもうひとつ
唇は肌と違い、メラニン色素がありません。
そのため紫外線の影響を受けやすいので、強烈な紫外線にさらされると、唇の乾燥や荒れが進んでしまいます。
そんなデリケートな唇ですが、朗報もあります!
唇のターンオーバーのサイクルは約5~7日といわれています。皮膚のターンオーバーが約28日(約42日という説もあります。)なので、生まれ変わるのがとても速い部分です。
今、唇が荒れていたとしても、今日からお手入れを始めることで、お肌よりもいちだんと早く、ダメージを回復させることができます。
まずは保湿から☆
唇のスキンケアも忘れないでね。
次回は「唇が荒れる原因と、唇のスキンケア方法」です。
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