
化粧水と乳液…お肌のお手入れに順番はあるの?
先日、スキンケアの講習会で、「化粧水と乳液につける順番があるんですか?」とのご質問を受けました。
「そんなの知ってるよ!」っていう方も多いかもしれませんが、このお肌にぬる順番って結構重要なのです。
なぜなら化粧水や乳液の効果を十分に発揮させるため。
今一度、復習してみましょう。
その前に、つやこのいつものお手入れ方法を少しだけ・・・
私はいつも、こうしないといけないという事は決めていません。
化粧水だけでおしまいの日があったり、
化粧水 + 乳液 の日があったり、
さらに、クリームやシアバターで仕上げる日もあったりします。
もちろん毎日同じお手入れで済めばよいのですが、お肌は生き物!
その日の体調や疲れ具合、食事、睡眠、環境、季節、そしてストレスなどによって、お肌の状態は違うんですよね。
『今日は絶好調💛』という日があれば、
『くすんで、乾燥して、ボロボロ💦』なんて日があったりさまざまです。
私はそんなお肌の状態に合わせて、お手入れを方法を変えてます。
だからといって、ものすご~く複雑だったり、特別なお手入れをしているわけではありません。
きっとみなさんの方がていねいかも・・・
毎日のお手入れの時間は 2~3分もあれば多いほうかもしれません。
でも、自分で言うのもなんですが、お肌の状態は『なんとなく、良いんじゃないの!』と実感できています。
それでは、毎日私がしているお手入れの順序について、
お風呂から上がったら、とりあえず冷たいお水をコップ1杯飲みます。
そして、手作り化粧水を手に取り、顔全体にペタペタとやさしく置くような感じでたっぷりつけます。
もちろん年齢の出やすい首や手の甲も忘れずに!
ちなみに手作り化粧水は季節やお肌の状態によって変えています。
次に乳液
それでも乾燥を感じる場合には、最後に手作りクリームやシアバターをぬって仕上げます。
大体こんな感じですね。
あ、美容液は使いません。
なぜなら、私の作る化粧水には、市販の美容液より美肌成分がたっぷり濃厚に加えられているからです💛
どうですか?みなさんよりずっと手抜きですよね⁈
ではいよいよ本題ですね。
ズバリ、基本的な順番は・・・
化粧水➡美容液➡乳液➡クリーム
もちろん美容液やクリームををぬらない時は、抜いてください。
どうしてこの順番なのかをお話する前に、それぞれの特徴を簡単に。
化粧水:水分性。主な役割は、肌に水分を与えること。
美容液:水分性~油分性。保湿・美白・しわ対策などの有効成分が化粧水より多く含まれている。
乳液:油分性。主な役割は、肌に油分を与え、さらに油分で蓋をし、肌の水分を閉じ込めること。
クリーム:油分性。主な役割は、乳液よりも油分が多く、肌に油分を与え、肌の水分を閉じ込めること。
各基礎化粧品の特徴が分かったところで、ちょっと実験を・・・
用意する物はコーヒーを入れる時に使うペーパーフィルターを2枚とサラダオイル、水
それでは実験スタート!
片方のペーパーフィルタは何もしません。
もう一方のフィルターにはサラダオイルを内側に全体的につけてみてください。
そしたら、フィルターの中へ同時に水を入れてみましょう。
どうなったと思いますか?・・・そう、その通り、簡単ですよね。
ここでいう水は化粧水、オイルは乳液です。
フィルターのメッシュにもよるのですが、何もつけないフィルターは水がジャーッと流れ出ました。
そしてオイルをまんべんなくつけたフィルターの方は、勢いがなくポタッポタッという感じで水が出てきました。
実は私達のお肌も同じような現象が起こっています。
お肌に脂溶性成分(乳液)を先につけてしまうと、水溶性成分(化粧水)の吸収が遅くなります。
逆に脂溶性成分を後でつけると、水溶性成分はお肌の上でオイルの油膜で守られている状態になっています。
お肌のフィルターに先に脂溶性成分(乳液)をつけてしまうと、せっかくお肌をきれいに保つための美肌成分であるヒアルロン酸やコラーゲンなどの美肌成分が吸収しにくくなってしまいます。
せっかくつけたのにもったいないですよね。
ちなみに最近は化粧水の前にぬる乳液もあります。
これは洗顔後すぐにつけることで、お肌を柔軟にし、次にぬる化粧水を浸透させやすくしたものです。
どの化粧品を選ぶかは肌の状態をよく観察して選んで下さいね。
ただし、いくらお肌にいいからといっても、くれぐれもぬりすぎないように★
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