化粧水の成分はほとんど水ってホント?
答えは「はい」です。
化粧水を手作りしている方はわかると思いますが、ほとんどの化粧水は溶剤(基材)として水(精製水)を使用しています。
水の中に美肌成分や植物エキス、そして安定剤や防腐剤などを溶かして作っています。
ざっくり言うと「容器に水(精製水)を満たし、その中に少量の美肌成分や安定剤などを入れて溶かしたものが化粧水」なのです。
(ざっくり言い過ぎたかな・・・)
ではお手持ちの化粧水で確認してみましょう。
一般的な化粧水と薬用化粧水(医薬部外品)では成分表の表示が異なります。
成分表の詳しい見方は別のページでするとして、今回は水(精製水)に注目しましょう。
【 一般的な化粧水の場合 】
*ナチュリエ ハトムギ化粧水
一般的な化粧水の成分表では、配合量の多い順に書かれています。
この場合は「水」が最初に書かれていますね。
【 薬用化粧水(医薬部外品)の場合 】
*アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル
薬用化粧水(医薬部外品)の場合は一般の化粧水と異なり、全成分表示の義務はなく、順番も自由に決められます。しかし最近ではメーカーが独自に全成分を表示し、順番も最初に有効成分、次にその他の成分で配合量の多い順に書くことが一般的です。
この場合は有効成分がグリチルリチン酸ジカリウム、そして配合量の多い「精製水(水)」が書かれています。
成分表からもわかるように、ほとんどの化粧水は成分の大半が「水」となっています。
注)化粧水の中には「○○抽出液」として一番最初に書かれていたり、基材・保湿成分などグループ別に書かれている場合もあります。
余談ですが、成分表が読めるようになるとその化粧品の中身がよくわかります。広告のうたい文句や商品名に惑わされることなく、冷静に中身を確認し、その化粧品に合った価格かどうかも見極められるようになります。
成分表に出てくる各成分は比較的同じものが多く出てきます。ポイントとなる成分さえわかれば意外と簡単に読めるようになります。
成分表の見方についてはまた別のページで(準備中です)
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