ハッカとミントの違いは?

Q&A

 

ハッカとミントはどう違うのですか?


 
ハッカとミントの違いは何でしょう?
 
実はハッカといわれる植物の和名は「ハッカ(薄荷)」ですが、英語では「ミント(mint)」と呼ばれており、シソ科ハッカ属の総称です。
 
ミントにはたくさんの種類がありますが、食品や医薬品、アロマテラピーなどでよく使われているのはペパーミント(西洋ハッカ)、スペアミント(緑ハッカ)、そしてジャパニーズミント(和種ハッカ)などがあります。
 
ハッカ=ミントなのですが、日本ではハッカといえば日本原産の和種ハッカを意味することが多いのです。
 
では和種ハッカとペパーミントの違いを見てみましょう。

 
 
 

和種ハッカ

 

 
 
【英名】Japanese mint
 
【学名】Mentha Canadensis L. var. piperascens
 
【科名】シソ科 
 
【主な産地】日本、中国、ブラジル、インド
 
【香りの特徴】すがすがしく爽やかな香り
 
北海道が主産地。ペパーミントよりメントールの含有量が多いため、スッーとした冷感のある香りが強めです。和種ハッカは主にハッカ脳(薄荷脳)を作るために栽培されており、副産物としてハッカオイルが抽出されています。ハッカ脳とはハッカのオイルをじっくり冷却して得られたメントール成分の結晶です。ハッカ脳は香りをかいだり夏のお風呂にいれたり、食品用では紅茶に入れることもできます。

 
 
 

ペパーミント

 

 
 
【英名】Peppermint
 
【学名】Mentha piperita
 
【科名】シソ科 
 
【主な産地】アメリカ、イギリス、インド、スペイン、オーストラリアなど 
 
【香りの特徴】しみとおるようなフレッシュな香り 
 
ヨーロッパ原産の多年草で、ウォーターミント(M.aquatica)とスペアミント(M.spicata)の交雑種です。和名はコショウハッカ、セイヨウハッカ。地植えにすると地下茎でどんどん増えてしまうほど繁殖力が強い植物です。歯磨き粉、洗口液、ガムなどのたくさんの商品に使用されており、リフレッシュ効果はよく知られています。また、花粉症や鼻づまり、乗り物酔いなどにも効果的です。
 
 
 
夏場のマスク生活を少しでも快適に過ごすために、マスクにエッセンシャルオイル(精油)で香りをつける方が増えています。特に夏場の蒸し暑さ解消にはペパーミントやティートリー、ユーカリなどがおすすめです。ペパーミントの代わりに和種ハッカオイル(薄荷油)を使うのもGOOD!
 
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