手作りコスメなどで使うエタノールはどうして無水エタノールなのですか?
消毒用エタノールでも使えますか?
手作りコスメやアロマテラピーなどの本に出てくる材料にエタノール(エチルアルコール)があります。
ほとんどの本は無水エタノールを使うようにレシピに書かれていますね。
まずは無水エタノールと消毒用エタノールの違いを見ていきましょう。
下記は国が定めた医薬品の規格基準書によるエタノールの基準です。
・無水エタノール・・・エタノール99.5vol%以上を含む
・エタノール・・・エタノール95.1~96.9vol%を含む
・消毒用エタノール・・・エタノール76.9~81.4vol%を含む
(日本薬局方)
(今回は真ん中のエタノールはちょっと横においておきますね。)
99.5vol%というのはエタノールの濃度です。
99.5%ということは、エタノールが99.5%で残りの0.5%は水分だということです。
簡単に言いかえると、無水エタノールには水分がほとんど混ざっていなくて、消毒用エタノールには約20%程度の水分が混ざっているということ。
なぜ消毒用には水分が含まれているかはまた次回ということで・・・
手作りコスメやアロマテラピーでは水に溶けにくい精油を、溶けやすくするためにエタノールを使います。
なので精油を溶かすためには水分がほとんど入っていない無水エタノールがベストといえます。
そして消毒用エタノールは器具や手指などの消毒に使うのがいいといえます。
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