オレンジ(スイートオレンジ) / 柑橘系

 
 

 
 
リフレッシュ&リラックス!心を元気にしてくれるオレンジ(スイートオレンジ)ですが、安眠も誘ってくれるという便利なエッセンシャルオイル(精油)です
 
さらに胃の調子が何となく悪い時や、食欲のわかない時などにも効果的です。
 
 
また、抗菌・消毒作用や汚れを落とす作用があるので床などの拭き掃除に利用できます
 
バケツの水の中にオレンジのオイルを数滴落としてから拭き掃除をして下さい。爽やかなスッキリした香りが部屋中に広がります。
 
 
実はヨーロッパではクリスマスの香りとして使われています。フランスのベルサイユ宮殿にもオレンジの木がたくさん植えられていたそうで、当時は「富の象徴」だったようです。
 
 
オレンジの皮をよく見ると小さな水疱のようなものが見えます。皮を手でつぶすとその中からプチっと液体が出てくるのですが、これがオレンジのオイルです。少しぬるっとしていますよね。
 
 
オレンジは子供にも使えて、しかも安いので1本持っておくととても便利です。
 
ただしオレンジは少し肌に刺激があるので、敏感肌の人が肌に使うときは注意して下さい。
 
 
【 番外編 】
 
リップクリームの講習会で、香りづけに使うエッセンシャルオイルの人気No.2がオレンジ!
では人気No.1は?・・・グレープフルーツ!
リップには柑橘系が好まれるようです。

 
 
 

特徴・歴史

 
 
オレンジの木は中国とインドが原産地で、17世紀頃にヨーロッパに広がりました。またオレンジの名はアラブ語の「ナランジ」が語源とされています。
オレンジのエッセンシャルオイルははスイートオレンジとビターオレンジの両方から採れますが、スイートオレンジの方が明るく甘い香りです。ビターオレンジの花から採れるのが「ネロリ」、小枝や葉から採れるのは「プチグレイン」となります。
オレンジのオイルは香水や食品など幅広く利用されており、ビタミンBやCが豊富で美容健康にも欠かせません。現在では機械で圧搾して採っていますが、昔は熟した皮を手で絞り採る方法がとられていました。

 
 
 

植物について

 
 
【英名】 Orange
 
【学名】 Citrus sinensis
 
【科名】 ミカン科
 
【種類】 木本
 
【主な産地】 イタリア、イスラエル、アメリカ、地中海地方など

 
 
 

香りについて

 
 
【香りの特徴】 柑橘系特有のフルーティーなリフレッシュできる甘く快い香り
 
【ノート】 トップ
 
【香りの強さ】 中~強 

 
 
 

エッセンシャルオイルについて

 
 
【抽出部位】 果皮
 
【抽出方法】 圧搾法 
 
【主な含有成分】 
リモネン(モノテルペン炭化水素類)、フロクマリン(ラクトン類)、デカトール(アルデヒド類)、リナロール(モノテルペンアルコール類)など 
 
【主な作用】 
消化促進、食欲増進、健胃、鎮痛、鎮静、抗うつ、抗菌、消毒、浄化など
 
【おすすめのブレンド】
イランイラン、ジャスミン、サイプレス、ゼラニウム、ローズ、フランキンセンス、ネロリ、プチグレイン、ローズウッドなど
 
【使用方法】
芳香浴、アロマバス、スキンケアなど

 
 
 

主な働き

 
 
【心への働き】 
*心を明るくし元気にしてくれる 
*ストレスや緊張を取り除きリラックスさせてくれる
 
【体への働き】
*神経性の胃痛や食欲不振、消化不良を改善する
*部屋の空気を殺菌し浄化してくれる 
         
【肌への働き】 
*疲れた肌を明るくしてくれる
*皮膚の乾燥、シワ、炎症をやわらげてくれる

 
 
 

注意する事

 
 
*皮膚に刺激があるため使用量には注意が必要です。(特に敏感肌は要注意)
 
 
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