マジョラム / ハーブ系

 
 

 
 

マジョラム(スイートマジョラム)はフランス料理やイタリア料理でよく使われるハーブです。
 
古代ギリシャ時代から薬草として使われています。
 
 
 
マジョラムは体を温め、リラックスと安眠をさそうエッセンシャルオイル(精油)として有名です。
 
お休み前のお風呂にバスオイルとして加えたり、冷え性には手浴や足浴も効果的です。
 
 
鎮痛作用もあるので、肩こりや筋肉痛にはマジョラムを加えたマッサージオイルで気になる部分をマッサージしてみてください。
 
またマジョラムは血流を良くしてくれる働きがあるので、傷あとの治りを早めたり、くまやくすみにも役立ちます。

 
 
 

特徴・歴史

 
 
地中海東部原産のシソ科の多年草で、白やピンクの花を咲かせ、料理にも使用されるハーブです。古代ギリシャの時代から薬草として広く使われており、ギリシャ人は癇癪(かんしゃく)が起きたときや、体液が溜まりすぎた時に症状を和らげるために使用していました。また、マジョラムはギリシャ語で「オロスガノス」といい、「山の神」という意味を持ち、新婚夫婦の幸せを祈って贈ったり、死者の魂の平安を祈って墓地に植えたりもしていました。マジョラムはリラックス効果と体を温める効果が高く、眠れない時や冷え性の人におすすめの精油です。
 
 
 

植物について

 
 
【英名】 Marjoram (Marjoram sweet)
 
【学名】 Origanum majorana
 
【科名】 シソ科
 
【種類】 草本
 
【主な産地】 エジプト、スペイン、フランス、リビア、イギリス、ハンガリーなど

 
 
 

香りについて

 
 
【香りの特徴】 スパイシーで温かみのあるスッキリした香り
 
【ノート】 ミドル
 
【香りの強さ】 中

 
 
 

エッセンシャルオイルについて

 
 
【抽出部位】 全草
 
【抽出方法】 水蒸気蒸留法
 
【主な含有成分】 
テルピネン-4-オール、ツヤノール、リナロール(以上はモノテルペンアルコール類)、γテルピネン、αテルピネン(以上はモノテルペン炭化水素類)など
 
【主な作用】 
鎮静、鎮痛、鎮痙、血圧降下、うっ滞除去、自律神経調整、神経強壮、去痰、消化促進など
 
【おすすめのブレンド】
イランイラン、オレンジ、カモミール、ペパーミント、サイプレス、ラベンダーなど
 
【使用方法】 芳香浴、アロマバス、マッサージ、スキンケアなど

 
 
 

主な働き

 
 
【心への働き】 
*不安やストレスからの緊張をしずめる
*悲しい時や孤独を感じるときに心を温め楽にしてくれる
 
【体への働き】 
*毛細血管を広げ血圧を下げる
*血流を良くし、肩こりや筋肉痛、冷え性を和らげる
*ストレスによる消化器系の不調を和らげる
 
【肌への働き】 
*打ち身や傷あとの治りをうながす
*くまやくすみを改善する

 
 
 

注意する事

 
 
*長時間使用すると眠気を催す場合があります。
*妊娠中は使用を避けたほうがよい。
 
 
➤楽しく読める「エッセンシャルオイル百科 111選」
 


 
➤Home

error: Content is protected !!