ジュニパーといえば「むくみ」ですね。
ジュニパーベリーの実からとれるエッセンシャルオイル(精油)で、発汗や排尿をうながして、からだの中の毒素を外に出してくれます。
軽い二日酔いにもおすすめです。
ダイエット中の人にもGOOD!
ジュニパーのエッセンシャルオイルを入れたナチュラルオイルで、ゆっくりと根気よく気になる部分をマッサージしましょう。
また、頭をすっきりとしてくれて集中力を高めてくれるので、勉強やスポーツの前に香りをかぐといいかもしれません。
お肌にももちろん良いことがあります。
お肌を引き締め皮脂のバランスを整えてくれるので、脂性肌やニキビ肌の人に使ってほしい精油です。
頭皮が脂っぽいときは、ジュニパーのローションがおすすめ!
あと消毒・殺菌作用が高いので、お部屋の空気をきれいにしてくれます。
ルームコロンとして使用すれば、心地よい森林の香りがして心が落ち着きます。
ヒノキ科の針葉樹で木の高さは2m程度になり、小さな黄色い花を咲かせ、黒い小さな液果を実らせます。この実はジュニパーベリーと言われ、この実から精油を抽出します。日本では杜松(ねず)の実といわれています。お酒の「ジン」の香りづけに利用されています。
ジュニパーの薬草としての歴史は古く、旧約聖書にも一文が記されています。また、消毒殺菌作用が高く、フランスの病院では長い間、ジュニパーとローズマリーの小枝を焚いて空気を浄化していました。
販売されている精油の中には、まれに抽出部位が「果実と枝」となっているものもありますが、「果実」のみで抽出されたものを選んだほうがよいでしょう。発汗や利尿作用があり、体内の老廃物を排出してくれるので、むくみが気になる人や、ダイエット中の人はジュニパーのオイルマッサージがよいでしょう。
【英名】 Juniper berry
【学名】 Juniperus communis
【科名】 ヒノキ科
【種類】 低木
【主な産地】 イタリア、ハンガリー、フランス、ユーゴスラビア、カナダなど
【香りの特徴】 かすかに甘い果実の香りがし、深い森林を思わせるフレッシュな香り
【ノート】 ミドル
【香りの強さ】 中
【抽出部位】 果実
【抽出方法】 水蒸気蒸留法
【主な含有成分】
αピネン、βピネン、サビネン、リモネン(以上はモノテルペン炭化水素類)、トランス・カリオフィレン(セスキテルペン炭化水素類)、ゲルマクレンD(セスキテルペン炭化水素類)、テルピネオール7(モノテルペンアルコール類)など
【主な作用】
引赤、解毒、強壮、刺激、浄血、利尿、消毒、健胃、殺菌、収れん、殺虫など
【おすすめのブレンド】
グレープフルーツ、オレンジ、ベルガモット、ラベンダー、サイプレス、ローズマリーなど
【使用方法】芳香浴、マッサージ、アロマバス、スキンケアなど
【心への働き】
*気持ちをリフレッシュさせ、集中力を高める
【体への働き】
*体内の老廃物を浄化し、むくみをやわらげる
*食欲を正常に戻し肥満を改善する
*筋肉痛、関節痛などをやわらげる
*生理痛などをやわらげる
【肌への働き】
*肌を引き締め、皮脂のバランスを整える
*ニキビを改善してくれる
*腎臓の弱い人は使用を避けましょう。
*妊娠中の人は使用量に注意しましょう。
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