ジャスミン / フローラル系

 
 

 
 
きれいなオレンジブラウンの色をしたエッセンシャルオイル(精油)です。
 
ジャスミンが庭先に咲いているとふわっと甘い香りが漂ってきますよね。
 
 
 
気持ちが落ち込んだ時に使うと、気分を高めリラックスさせてくれます。
 
 
 
クラリセージと同じで女性にうれしい女性のための精油!
 
ホルモンのバランスをとる力が強いので、生理痛がひどい時などに使ってみてください。
 
 
特に出産のときにはおすすめです。分娩の痛みをやわらげ、分娩をうながしてくれます。また産後うつの時に使うと心と身体の回復を助けてくれます。
 
 
ジャスミンには女性ホルモンのエストロゲンのような作用を持つジテルペンアルコール類の「スクラレオール」という成分が含まれています。そのスクラレオールが女性のトラブルを和らげてくれるのです。
 
 
 
あとイランイランと同じで、ロマンチックな夜にGOOD
 
たくさんの花から少ししかとれないので、かなり高価なエッセンシャルオイルです。
 
 
 
~注意してね~
 
ジャスミンは「アブソリュート」といって、有機溶剤で抽出しています。
有機溶剤はほとんど残っていないといわれていますが、化学物質に敏感な人はお肌につけないようにしてください。またジャスミンは香りがとても強いので少なめに使ってください。

 
 
 

特徴・歴史

 
 
インド、イラン原産の植物で、つるは3~6mにまで成長します。直径1.5cm位の白い小さな花の摘み取りは、最盛期が8月で、芳香が最も強くなる夜間に行われます。ジャスミンの精油はとてもデリケートなので、水蒸気蒸留法では成分が壊れてしまうものがあり、溶剤抽出法で抽出します。したがって化学物質に敏感な方は、直接お肌への使用は避けた方が良いでしょう。ジャスミンは「香りの王」といわれるほど甘い香りを放ち、愛の花として使用されています。
女性ホルモンに似た作用があるので、女性特有のつらい症状を和らげてくれたり、分娩時に役立つ精油です。
ちなみにハーブティーのジャスミンティーはインド産の「マツリカ」という近縁ですが別の種類になります。

 
 
 

植物について

 
 
【英名】 Jasmine
 
【学名】 Jasminium officinale
 
【科名】 モクセイ科
 
【種類】 木本
 
【主な産地】 イラン、インド、アルジェリア、モロッコ、エジプト、フランスなど

 
 
 

香りについて

 
 
【香りの特徴】 軽く陶酔させるような深みのあるエキゾチックな香り
 
【ノート】 ミドル
 
【香りの強さ】 強

 
 
 

エッセンシャルオイルについて

 
 
【抽出部位】 花
 
【抽出方法】 溶剤抽出法
 
【主な含有成分】 
酢酸ベンジル(エステル類)、安息香酸ベンジル(エステル類)、フィトール(ジテルペンアルコール類)、イソフィトール(ジテルペンアルコール類)、(モノテルペンアルコール類)リナロールなど
 
【主な作用】 
抗うつ、催淫、子宮強壮、通経、分娩促進、鎮静、皮膚軟化など
 
【おすすめのブレンド】
オレンジ、サンダルウッド、ローズウッド、ラベンダー、ゼラニウム、ネロリなど
 
【使用方法】
芳香浴、アロマバス、マッサージ、スキンケア、香水など

 
 
 

主な働き

 
 
【心への働き】 
*うつを和らげ心を活性化させる
*気持ちの高ぶりを鎮め、リラックスさせてくれる
 
【体への働き】 
*月経痛を和らげる
*母乳の出をよくする
*分娩時の痛みをやわらげたり、分娩を促進する
          
【肌への働き】 
*肌を柔らかくし、弾力を回復させる
*乾燥肌を整える
*妊娠腺を目立たなくしてくれる

 
 
 

注意する事

 
 
*香りが強いため使用量には十分注意が必要です。
*妊娠中は使用を避けましょう。
*アブソリュートなので化学物質に敏感な人はお肌に使用しないように。
 
 
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