キャロットシード / ハーブ系

 
 

 
 
野菜用のニンジンとは違い、ノラニンジンまたはワイルドキャロットと呼ばれるニンジンの種から採られるエッセンシャルオイル(精油)です。
 
ニンジンは古代から医薬的な価値があるとされ、広く栽培されてきました。
 
強い解毒作用があり、特に肝臓に対して役立てられており、また、がんの患者さんに使用されることもあります。
 
 
 
キャロットシードはスキンケアによく利用されており、シミやしわ、さらに顔色を良くして肌にハリと弾力をもたらしてくれます。
 
マッサージオイルにキャロットシードのエッセンシャルオイルを数滴落として気になる部分をマッサージするのもおすすめです。
 
➤お風呂で簡単エステ「マッサージオイル」の作り方
 
ベースオイル(キャリアオイル)にもキャロットオイルがありますが、植物油(通常はサンフラワーオイル)にキャロットの根を浸して作った浸出油です。
 
キャロットオイルにはβカロテンやビタミン類が豊富で、老化肌やしわに効果的で、アンチエイジングに定評があります。
 
 
 
キャロットシードには利尿作用もあるので、体内の毒素を排出しむくみを改善してくれます。
 
さらに女性ホルモンに似た作用があるので、生理不順や更年期障害など女性特有に症状に効果的です。

 
 
 

特徴・歴史

 
 
キャロットシードは野菜用のニンジンとは異なり、主にノラニンジンから採られます。葉や茎は両種とも似ていますが、ノラニンジンの根は食べられません。ニンジンは古くから医薬的な価値を持つ植物として重宝されてきました。現在では特に皮膚がん、胃がん、咽頭がんなどに効果的だとも言われています。
ベースオイルにも「キャロットオイル」がありますが、こちらはキャロットの根をを植物油に浸出させたもので、βカロテンやビタミンEを多く含むので、皮膚を保護、修復させ若返らせてくれる作用があります。

 
 
 

植物について

 
 
【英名】 Carrot seed
 
【学名】 Daucus carota
 
【科名】 セリ科
 
【種類】 草本
 
【主な産地】 ヨーロッパ、エジプト、インドなど

 
 
 

香りについて

 
 
【香りの特徴】 ニンジンの軽い甘さのあるウッディーな香り
 
【ノート】 ミドル
 
【香りの強さ】 中~強

 
 
 

エッセンシャルオイルについて

 
 
【抽出部位】 種子
 
【抽出方法】 水蒸気蒸留法
 
【主な含有成分】 
カロトール(アルコール類)、酢酸(酸) 、αピネン(モノテルペンアルコール類)、βピネン(モノテルペンアルコール類)など
 
【主な作用】 
強壮、細胞成長促進、利尿、女性ホルモン様、抗炎症、抗菌、抗貧血など
 
【おすすめのブレンド】
オレンジ、ジュニパー、ネロリ、バーベナ、プチグレイン、ベルガモットなど
 
【使用方法】 芳香浴、アロマバス、マッサージなど

 
 
 

主な働き

 
 
【心への働き】 
*ストレスを取り除き、疲れた心を癒してくれる
 
【体への働き】 
*体内の毒素を排出させ、むくみなどを改善する
*生理の周期を正常化させ、生理痛をやわらげる
 
【肌への働き】 
*顔色をよくし、肌のはりと弾力を高める
*しみやしわに作用し、肌を若返らせる

 
 
 

注意する事

 
 
*精油全般における使用上の注意事項を守ること。
 
 
➤楽しく読める「エッセンシャルオイル百科 111選」
 


 
➤Home

error: Content is protected !!