キャラウェイ / スパイス系

 
 

 
 
キャラウェイはセリ科の植物でヒメウイキョウとも呼ばれ、同じセリ科のクミンシードと見た目がよく似ています。
 
スパイスとして料理はもちろんお菓子にもよく使われており、カレーやチーズ、パンやケーキなどに用いられています。
 
さらにリキュールなどのフレーバーとしても知られています。
 
 
 
その種子からとれるエッセンシャルオイル(精油)はコショウのような鋭い香りの中にも甘さが含まれています。
 
消化器系に作用し、胃の不調を整え、食欲を正常化し、消化不良などの症状を和らげます。
 
また、去痰作用があるので風邪や気管支炎の時に役立ちます。
 
 
 
精神的な緊張を和らげ、心を疲労感から解放させてくれます。
 
脂性肌やニキビ、皮膚のかゆみによいと言われていますが、刺激が強いので肌への使用はおすすめできません。

 
 
 

特徴・歴史

 
 
キャラウェイは小アジアのカリア地方原産の植物で、和名は「ヒメウイキョウ」とも呼ばれています。とても歴史のある植物で、古代エジプトですでに使用されていました。アニスシードと同様に種子はパン、ケーキ、焼き菓子に使用され、現在でもイギリスでは「キャラウェイシードケーキ」は伝統的な菓子となっています。また、ドイツやオーストリアでは料理によく使用されており、バルト海東岸地方名産のリキュールにも使用されています。アニスシードと同様に胃の調子を整えるスパイスとしても有名です。
 
 
 

植物について

 
 
【英名】 Caraway
 
【学名】 Carum carvi
 
【科名】 セリ科
 
【種類】 草本
 
【主な産地】 北ヨーロッパ、アフリカ、ロシア、西アジアなど

 
 
 

香りについて

 
 
【香りの特徴】 コショウのように鋭くあまい香り
 
【ノート】 トップ
 
【香りの強さ】 中

 
 
 

エッセンシャルオイルについて

 
 
【抽出部位】 種子
 
【抽出方法】 水蒸気蒸留法
 
【主な含有成分】 
アセトアルデヒド(アルデヒド類)、クミンアルデヒド(アルデヒド類)、フルフロール(アルデヒド類)、カルボン(ケトン類)、リモネン(テルペン類)など
 
【主な作用】 
去痰、消化促進、食欲増進、利尿、強壮、駆虫、通経など
 
【おすすめのブレンド】
オレンジ、カモミール、ラベンダー、ローズウッド、ゼラニウムなど
 
【使用方法】 芳香浴など

 
 
 

主な働き

 
 
【心への働き】 
*精神的な緊張をやわらげ、疲れた心を癒してくれる
 
【体への働き】 
*咳や痰など気管支炎の不調をやわらげる
*消化を助け、食欲を増進させてくれる
 
【肌への働き】 
*にきび、皮膚のかゆみなどを改善する

 
 
 

注意する事

 
 
*刺激がとても強いため、使用には十分注意が必要です。(特に敏感肌は要注意)
*乳幼児、子供、妊婦、授乳中は使用しないこと。
 
 
➤楽しく読める「エッセンシャルオイル百科 111選」
 


 
➤Home

error: Content is protected !!