オールスパイス / スパイス系

 
 

 
 
甘くてスパイシーな香りは男性用の香水に使われています。
 
ナツメグ、グローブ、シナモン、こしょうの4大スパイスの風味を合わせ持つことからオールスパイスと名付けられました。
 
「ピメント」や「百味こしょう」とも呼ばれ、葉や未熟な果実を乾燥させたものは煮込み料理などに使われています。
 
 
 
オールスパイスのエッセンシャルオイル(精油)は温かみのあるスパイシーな香りで、落ち込んだ気持ちを高め、緊張を和らげてくれます。
 
 
 
また、体を温めて血行を促してくれるので、冷えが気になる時におすすめです。
 
天然塩にオールスパイスを数滴落として湯船にいれてからゆっくりと入浴してみてください。
 
 
 
風邪の咳や気管支炎など、呼吸器系の不調にも効果的です。
 
お部屋に香らせるのもよいでしょう。
 
 
 
ただし、とても刺激の強いエッセンシャルオイルなので、皮膚への使用は十分に注意が必要です。
 
敏感肌や広範囲のマッサージなどへの使用はおすすめできません。

 
 
 

特徴・歴史

 
 
オールスパイスは熱帯植物で高さ7m~12mほどの常緑高木ですが、まれに30mほどの高さに成長することもあります。葉の裏に黒色の点があり、そこから強い香りを出しています。シナモン、ナツメグ、グローブ、コショウの4大スパイスの香りを持ち合わせていることから「オールスパイス」と名づけられました。「ピメント」や「百味こしょう」とも呼ばれています。葉や未熟な果実を乾燥させたものは、肉類の保存や煮込み料理、菓子の香り付けに使われています。男性向けの香水にも使用されています。
 
 
 

植物について

 
 
【英名】 Allspice
 
【学名】 Pimenta dioica
 
【科名】 フトモモ科
 
【種類】 木本
 
【主な産地】 西インド諸島、ブラジルなど

 
 
 

香りについて

 
 
【香りの特徴】 男性的で甘くスパイシーな香り
 
【ノート】 ミドル
 
【香りの強さ】 中~強

 
 
 

エッセンシャルオイルについて

 
 
【抽出部位】 葉
 
【抽出方法】 水蒸気蒸留法
 
【主な含有成分】 
オイゲノール(フェノール類)、メチルオイゲノール(フェノール類)、カリオフィレン(セスキテルペン炭化水素)など
 
【主な作用】 
抗炎症、殺菌、鎮痛、食欲促進、消化促進など
 
【おすすめのブレンド】
オレンジ、フランキンセンス、ラベンダー、レモンなど
 
【使用方法】芳香浴、アロマバスなど

 
 
 

主な働き

 
 
【心への働き】 
*落ち込んだ気分を高め元気づける
 
【体への働き】 
*体を温め血行を促進する
*風邪の咳や気管支の不調をやわらげる
 
【肌への働き】 
*血行を促進し肌を明るくする

 
 
 

注意する事

 
 
*刺激が強いので使用には十分注意すること。
*マッサージにはあまり使用しないこと。
 
 
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